藤娘
楽曲情報
藤娘 歌芳村 伊十郎 作詞勝井 源八 作曲(四世)杵屋 六三郎
長唄「藤娘」の歌詞です
※このタイピングは「藤娘」の歌詞の一部または全部を使用していますが、歌詞の正しさを保証するものではありません。
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歌詞(問題文)
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(つのくにのなみばなのはるはゆめなれや)
津の国の浪花の春は夢なれや
(はやにじゅうねんのげっかを)
早や二十年の月花を
(ながめしふでのいろどりもかきつくされぬかずかずに)
眺めし筆の色どりも書き尽くされぬ数々に
(やまもにしきのおりをえてこきょうへかざるそでたもと)
山も錦の折を得て 故郷へ飾る袖袂
(わかむらさきにとかえりのはなをあらはすまつのふじなみ)
若紫に十返りの 花をあらはす松の藤浪
(ひとめせきかさぬりがさしゃんとふりかたげたるひとえだは)
人目せき笠塗笠しゃんと 振りかたげたる一枝は
(むらさきふかきすいどうのみずにそめてうれしきゆかりのいろの)
紫深き水道の水に 染めてうれしきゆかりの色の
(いとしとかいてふじのはなええしょんがいな)
いとしと書いて藤の花 エエ しょんがいな
(すそもほらほらしどけなくかがみやまびとのしがよりこのみのしがを)
裾もほらほらしどけなく 鏡山人のしがよりこの身のしがを
(かへりみるめのしおなきうみにむすめすがたのはずかしや)
かへりみるめの汐なき海に娘姿の恥かしや
(おとこごころのにくいのはほかのおなごにかみかけて)
男心の憎いのは ほかの女子に神かけて
(あはづとみついのかねごとも)
あはづと三井のかねごとも
(かたいちかいひのいわやまにみはうつせみのからさきや)
堅い誓ひの石山に 身は空蝉の から崎や
(まつよをよそにひらのゆき)
まつ夜をよそに 比良の雪
(とけておうせのあだねたましいようものせたにわしゃのせられて)
とけて逢瀬の あだ妬ましい ようもの瀬田にわしゃ乗せられて
(ぶんもかただのかただよりこころやばせのかこちごと)
文も堅田のかた便り 心矢橋の かこちごと
(まつをうえよならありまのさとへうえさんせ)
松を植ゑよなら 有馬の里へ 植ゑさんせ
(いつまでもへんはらぬちぎりかいどりつまでよれつもつれつまだねがたらぬ)
いつまでも 変はらぬ契りかいどり褄で よれつもつれつまだ寝がたらぬ
(よいねまくらのまだねがたらぬふじにまかれてねとござる)
宵寝枕のまだ寝が足らぬ 藤にまかれて寝とござる
(ああなんとしょうかどしょうかいなわしがこまくらおてまくら)
アア何としょうかどしょうかいな わしが小枕お手枕
(そらもかすみのゆうでりになごりおしむかえるかりがね)
空も霞の夕照りに 名残惜しむ帰る雁がね