炎

(ありがとうさようなら　こえのかぎり　かなしみよりもっとだいじなこと)

ありがとう　さようなら　声の限り　悲しみよりもっと大事なこと

(さりゆくせなかにつたえたくて　ぬくもといたみにまにあうように)

去りゆく背中に伝えたくて　温もりと痛みに間に合うように

(このままつづくとおもっていた　ぼくらのあしたをえがいていた)

このまま続くと思っていた　僕らの明日を描いていた

(よびあっていた　ひかりが　まだ)

よびあっていた　光　がまだ

(むねのおくにあついのに)

胸の奥に暑いのに

(ぼくたちはもえさかるたびのとちゅうでであい)

僕達は燃え盛る旅の途中で出会い

(てをとおり　そして　はなした　みらいのために)

手を通り　そして　はなした　未来のために

(ゆめがひとつかなうたび　ぼくはきみをおもうだろう)

夢が一つ叶うたび　ぼくはキミを想うだろう

(つよくなりたいと　ねがい　ないた)

強くなりたいと　願い　泣いた

(けついをはなむけに)

決意を餞に

(なつかしいおもいにとらわれたり)

懐かしい思いにとらわれたり

(ざんこくなせかいになきさけんで)

残酷な世界に泣き叫んで

(おとなになるほどふえてゆく)

大人になるほど増えてゆく

(もうなにひとつだってうしないたくない)

もう何一つだって失いたくない

(かなしみに　のまれて　おちてしまえば)

悲しみに　飲まれて　落ちてしまえば

(いたみをかんじなくなるけれど)

痛みを感じなくなるけれど

(きみのことば　きみのねがい　ぼくはまもりぬくとちかったんだ)

君の言葉　君の願い　僕は守り抜くと誓ったんだ

(おとをたてくずれおちてゆく)

音を立て崩れ落ちてゆく

(ひとつだけのかけがいのないせかい)

一つだけのかけがいのない世界

(てをのばし　だきとめた　はげしいひかりのたば)

手を伸ばし　抱きとめた　激しい光の束

(かがやいてきえてったみらいのために)

輝いて消えてった未来のために

(たくされたしあわせとやくそくとこえてゆく)

託された幸せと約束を超えてゆく

(ふりかえらずすすむから　まえだけむいてさけぶから)

振り返らず進むから　前だけ向いて叫ぶから

(こころにひをともしてとおいみらいまで)

心に炎を灯して遠い未来まで