灯を護る

(なくのはわがままなこととしんじていた)

泣くのはわがままなことと信じていた

(ものくろのうらみちをはしりぬけてきた)

モノクロの裏道を走り抜けてきた

(であいなんてよそうもせずにこのまちで)

出会いなんて予想もせずに この街で

(はかないさだめとしってるよ)

儚い定めと知ってるよ

(どれほどつよいいのりでも)

どれほど強い祈りでも

(らくがきみたいにけされてく)

落書きみたいに消されてく

(たいせつなおもいでまで)

大切な想い出まで

(それでもてをのばすせいいっぱい)

それでも手を伸ばす精一杯

(いつかぼくらゆるされるなら)

いつか僕ら赦されるなら

(しあわせのいみにたどりつきたいんだ)

幸せの意味にたどり着きたいんだ

(ひそかにともるこのかわいいあかりをまもろう)

密かにともるこの可愛い灯を護ろう

(きがつけばゆびさきもよごれたままで)

気がつけば 指先も 汚れたままで

(さびついたどあのぶいくつまわしたっけ？)

錆びついたドアノブいくつ回したっけ？

(きのうとおなじだれもいないとおもってた)

昨日と同じ誰もいないと思ってた

(せいかいはこれじゃないのか)

正解はこれじゃないのか

(やりなおしながらすすもうか)

やり直しながら進もうか

(こえられないさくをこえていく)

越えられない柵を越えていく

(せつなさをばねにかえて)

切なさをバネに変えて

(きみがいるせかいのつづきにふれたい)

君がいる世界の続きに触れたい

(もしもぼくらゆるされるなら)

もしも僕ら赦されるなら

(とらわれのむすびめをほどきたいんだ)

囚われの結び目をほどきたいんだ

(かすかだけれどあたたかいあかりをまもろう)

微かだけれど温かい灯を護ろう

(なまりいろのくものすきまからみずいろがちいさくみえるから)

鉛色の雲の隙間から 水色が小さく見えるから

(したむかずにすぐおきあがる)

下向かずにすぐ起き上がる

(えそらごととわらわれても)

絵空事と笑われても

(やめないよてをのばすせいいっぱい)

やめないよ手を伸ばす精一杯

(いつかぼくらゆるされるなら)

いつか僕ら赦されるなら

(しあわせのいみにたどりつきたいんだ)

幸せの意味にたどり着きたいんだ

(ひそかにともるこのかわいいあかりをまもろう)

密かにともるこの可愛い灯を護ろう