『ヨンジュウナナ』/みきとP

(しょうじょのこえが)

少女の声が

(じぶんのなをよんでる)

自分の名を呼んでる

(ゆめをみていた)

夢をみていた

(さめることないゆめを)

覚めること無い夢を

(なみだのかずがひとをつよくするなんて)

涙の数が人を強くするなんて

(それはぎゃくでしょ)

それは逆でしょ

(くじけそうになる)

挫けそうになる

(たすけて)

「たすけて」

(よなかのこうえん１２０えんのひととき)

夜中の公園 120円のひととき

(そわそわしてる)

そわそわしてる

(もうこれくせになってる)

もうこれ癖になってる

(めいくおとしたかおがほんとうのじぶん)

メイク落とした 顔が本当の自分

(きづかれないように)

気づかれないように

(きづいてほしかった)

気づいて欲しかった

(ゆるされることができたなら)

許される事が出来たなら

(もういちどあのひとにあいたい)

もう一度あの人に会いたい

(いちばんぼしになればちゃんと)

一番星になれば ちゃんと

(きみはきづいてくれますか)

君は 気づいてくれますか

(わらってわらって)

笑って 笑って

(ほほがいたくなるまで)

頬が痛くなるまで

(あのひみてたゆめをうらぎらないで)

あの日見てた夢を裏切らないで

(きみがきみがそばにいてくれたら)

君が 君が そばにいてくれたら

(だまって)

黙って

(いまのじぶんをしかってほしい)

今の自分を 叱って欲しい

(じかくしなくちゃ)

自覚しなくちゃ

(これはおしごとなんだと)

これは''お仕事''なんだと

(おもしろいかなじぶんにむいてるかな)

おもしろいかな 自分に向いてるかな

(せなかにせおったじゅんぱくのつばさは)

背中に背負った 純白の翼は

(あのころとはちがう)

あの頃とは違う

(ただのいしょうだった)

ただの衣装だった

(すべてをうのみにしそうなよる)

すべてを鵜呑みにしそうな夜

(もういちどあなたにあえたなら)

もう一度あなたに逢えたなら

(やみにおびえたこどものように)

闇に怯えた子供のように

(きみにかくれてもいいですか)

君に隠れてもいいですか

(うたってうたって)

歌って 歌って

(むねがくるしくなるまで)

胸が苦しくなるまで

(もうにどときたいをうらぎらないで)

もう二度と期待を裏切らないで

(きみがきみがそばにいてくれたら)

君が 君が そばにいてくれたら

(だまってだきしめてほしい)

黙って 抱きしめて欲しい

(ぐんしゅうのなかでみつけた)

群衆の中でみつけた

(さめないゆめのげんいんを)

覚めない夢の原因を

(こんなとこであうなんて)

こんなとこで会うなんて

(どんなかおすればいいの)

どんな顔すればいいの

(にぎったそのて)

握ったその手

(わずかにふるえてた)

わずかに震えてた

(これでおわりっていわないで)

これで終わりって 言わないで

(いかないでもう)

いかないで もう

(ほらねやっぱり)

ほらね やっぱり

(むねがくるしくなったよ)

胸が苦しくなったよ

(おもいがあばれて)

想いが暴れて

(おしつぶされそうだ)

押し潰されそうだ

(もうにどとかこはとりもどせない)

もう二度と 過去は取り戻せない

(わかってる)

わかってる

(さぁわらってわらって)

さぁ 笑って 笑って

(ほほがいたくなるまで)

頬が痛くなるまで

(あのひみてたゆめをうらぎらないで)

あの日見てた夢を裏切らないで

(きみがきみが)

君が 君が

(いまでもすきだよ)

今でも 好きだよ

(たとえどんなみらいが)

例えどんな未来が

(ふたりをきりさいても)

ふたりを 切り裂いても

(だいじょうぶ)

「だいじょうぶ」