空中の花束
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歌詞(問題文)
(くうちゅうのはなたばにかぎあんだひかりを)
空中の花束に 鉤編んだ光を
(からませてよがあけるまどべ)
絡ませて夜が明ける 窓辺
(くろひつじのてぎわをかばんにつめて)
黒羊の手際を鞄に詰めて
(わたしかえるわかえるわ)
私 帰るわ 帰るわ
(しょうこりもなくあかのかさをひきずり)
性懲りもなく赤の 傘を引きずり
(いずれくるあめにとよをにごし)
いずれ来る雨にと夜を濁し
(はたしてせかいもそっぽをむいたわ)
果たして世界も 外方を向いたわ
(あめみずこおりにふぁふろつきーずもふりはしないの)
雨水氷にファフロツキーズも 降りはしないの
(だれがせかいをとめたの)
誰が世界を止めたの?
(ろじにはんしゃしこえはかえったああ)
路地に反射し 声は還った ああ
(くうちゅうのはなたばがきらめいたきがして)
空中の花束が 煌めいた気がして
(おもわずてがゆれたすべりおちたかさのおとがひびいた)
思わず手が揺れた 滑り落ちた傘の音が響いた
(はなたばのそのかわりにおちてきたのはあめ)
花束のその代わりに 落ちてきたのは雨
(まのわるさにすこしわらってしまった)
間の悪さに少し 笑ってしまった
(だけどみずのつめたさがここちよかった)
だけど水の冷たさが心地よかった
(せかいをとめていたのはだれなの)
世界を止めていたのは誰なの?
(やりのこしたことがあるとするなら)
やり残したことが あるとするなら
(あいさつがわたしたちまだだったのかもね)
挨拶が私たち まだだったのかもね
(みじたくをおえたならあとはいくだけ)
身支度を終えたなら 後は行くだけ
(ふぁふろつきーずでせかいをそめるのあかいまほうで)
ファフロツキーズで世界を染めるの 赤い魔法で
(すこしだけむねがいたんだ)
少しだけ胸が痛んだ
(ごごのひにきらめくまちがすきだったから)
午後の陽に煌めく街が 好きだったから
(だからよるがきゅうをつげるのをみていよう)
だから 夜が急を告げるのを見ていよう
(かさのいらないすてきなわかれにしよう)
傘のいらない素敵な別れにしよう
(ありがとうあいらしいひとつめたいあめとまち)
ありがとう愛らしい人 冷たい雨と街
(かさはもういらないふりそそぐきせきがみえなくなるから)
傘はもういらない 降り注ぐ奇跡が 見えなくなるから
(ごすいからさめたせかいがねむそうにないたら)
午睡から覚めた世界が 眠そうに鳴いたら
(それがあいずのかねかろやかにきびすをかえすわ)
それが合図の鐘 軽やかに踵を 返すわ
(くうちゅうにはなたばがきらめいてひかりが)
空中に花束が 煌めいて光が
(りゅうせいうのようにふりそそいでまちをまっかにそめた)
流星雨のように 降り注いで街を 真赤に染めた
(あわてまどうまちをかきいしだたみをはねて)
慌て惑う街を掻き 石畳を跳ねて
(さよならはとりのねわたしかえるわかえるわ)
さよならは鳥の音 私 帰るわ 帰るわ
(ひをみればおもいましょうあめをみてわらいましょう)
陽を見れば想いましょう 雨を見て笑いましょう
(こくもつをさかなをときにちしおさえもそのみにあびながら)
穀物を魚を 時に血潮さえも その身に浴びながら
(あなたもそうあってほしいぶきようにくるしんでほしい)
あなたもそうあって欲しい 不器用に苦しんでほしい
(とおのくけんそうにすこしわらいごえがまざったきがした)
遠のく喧騒に 少し笑い声が混ざった気がした
(はずかしくておもわずつかんだ)
恥ずかしくて 思わず掴んだ
(かさをふりあげてさした)
傘を振り上げて 差した