二十五話「暴走」

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投稿者投稿者宮本 五郎いいね0お気に入り登録
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命を狙われている二人。
登場人物

赤い男 俊足。透輔と水道で対峙する。
透輔  透明化の能力をもつ。水道で住んでいる。
銃使い 図形三兄弟たちを倒し、手負いの黒騎士と帰る途中。
黒騎士 図形三兄弟との戦いで致命傷を負った。
闇巨  1444年に山陰地方で召喚され数多の命を奪った怪獣。

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問題文

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(あかいおとことすけすけはむかいあいこうきをうかがう) 赤い男と透輔は向かい合い、好機を窺う。 (さきにうごいたのはすけすけだったしかしあかいおとこはなんとかよけた) 先に動いたのは透輔だった。しかし赤い男は何とか避けた。 (なぜおれのこうげきをみてさけれたさあな) 「何故俺の攻撃を見て避けれた?」「さあな」 (ふたたびすけすけがこうげきするもあかいおとこはしゃがんでかわした) 再び透輔が攻撃するも赤い男はしゃがんで躱した。 (とうめいにんげんのとおるすけのこうげきをかわすのはあたまさいしょになぐったときのけっこんがついていたからだ) 透明人間の透輔の攻撃を躱すのは頭最初に殴った時の血痕が付いていたからだ。 (あかいおとこはかうんたーでくうちゅうにうかぶけっこんにむかってだげきをくらわせた) 赤い男はカウンターで空中に浮かぶ血痕に向かって打撃を喰らわせた。 (すけすけはよろめきみずしぶきをあげたおれたあかいおとこはかけよった) 透輔はよろめき、水飛沫を上げ倒れた。赤い男は駆け寄った。 (すけすけはちからなくかべによしかかりたずねるとうめいにんげんであるおれのこうげきをどうかわした) 透輔は力なく壁によしかかり尋ねる「透明人間である俺の攻撃をどう躱した」 (あたまにけっこんがついていたからそうかはなしをさえぎりそうつぶやいた) 「頭に血痕がついていたから…「そうか」話を遮りそう呟いた。 (あかいおとこはあっぱーかっとでとおるすけをなぐりとばしたてんじょうがくずれすいどうがひにさらされる) 赤い男はアッパーカットで透輔を殴り飛ばした。天井が崩れ水道が日に晒される (あかいおとこはあなからそとにでたするとむこうからふたりぶんのひとかげがみえた) 赤い男は穴から外に出た。すると向こうから二人分の人影が見えた。 (あいつはじゅうつかいあかいおとこはぜんそくりょくでかけだした) 「…あいつは…銃使い!」赤い男は全速力で駆け出した。 (いっしゅんでおいつきくろきしをせおうじゅうつかいのはらをけりとばした) 一瞬で追いつき、黒騎士を背負う銃使いの腹を蹴り飛ばした。 (じゅうつかいはすこしもだえたようすをみせるがせおっているくろきしをおとしはしなかった) 銃使いは少し悶えた様子を見せるが、背負っている黒騎士を落としはしなかった (まてくろきしささんはこうげきするなじゅうつかいがあかいおとこをにらみいう) 「まて、黒騎士さんは攻撃するな」銃使いが赤い男を睨み言う。 (ておいのやつやるほどくさってねーよっあかいおとこははいごにまわった) 「手負いの奴殺るほど腐ってねーよッ!」赤い男は背後に回った。 (あかいおとこのようしゃないいちげきにひろうしているじゅうつかいはぼうせんいっぽうだった) 赤い男の容赦ない一撃に疲労している銃使いは防戦一方だった。 (あかいおとこがきをゆるめたときじゅうつかいはあかいおとこのうでをがっしりつかんだ) 赤い男が気を緩めたとき、銃使いは赤い男の腕をがっしり掴んだ。 (じゅうつかいははっぽうしたあかいおとこはしんぞうをさけたもののかなりのちめいきずをおった) 銃使いは発砲した。赤い男は心臓を避けたもののかなりの致命傷を負った。 (あんきょここにいるだれかがつぶやいた) 「…闇巨」  ここに居る誰かが呟いた。
など
(あかいおとこがうずくまっているあたりにみどりのまほうじんがえがかれたひくいうなりごえがきこえる) 赤い男が蹲っているあたりに緑の魔法陣が描かれた。低い唸り声が聞こえる。 (いったいだれがそのときやつが560ねんのながいねむりからさめた) 「いったい誰が…?!」その時奴が560年の永い眠りから覚めた。 (ぐぅああぁぁぁじめんをゆらすごうおんがなりひびく) 「グゥアアァァァ!」地面を揺らす轟音が鳴り響く。 (そのしょうげきであかいおとこはどこかへふきとばされたようだった) その衝撃で赤い男はどこかへ吹き飛ばされたようだった。 (じゅうつかいはあんきょのひたいをじゅうげきするもこうかはいまひとつだった) 銃使いは闇巨の額を銃撃するも効果はいま一つだった。 (あんきょはじゅうつかいをてのひらにのせはるかかなたまでなげとばした) 闇巨は銃使いを掌に乗せ、遥か彼方まで投げ飛ばした。 (つぎのひょうてきはいしきのないくろきしだったあんきょはくろきしにちかづく) 次の標的は意識のない黒騎士だった。闇巨は黒騎士に近づく。 (そのしゅんかんくろきしのかおにおおきなひとつのめがあらわれた) その瞬間黒騎士の顔に大きな一つの目が現れた。 (あんきょはおかまいなしにくろきしをつかんだくろきしはかたなをぬく) 闇巨はお構いなしに黒騎士を掴んだ。黒騎士は刀を抜く。 (そのせつなあんきょはばらばらにきりきざまれたかつてそこらいったいのにんげんをおうさつした) その刹那、闇巨はバラバラに切り刻まれた。かつてそこら一体の人間を鏖殺した (だいかいじゅうをくろきしはにやりとわらった) 大怪獣を。黒騎士はにやりと笑った。 (かんしゃするものくろとやらよ) 「感謝する。『モノクロ』とやらよ」
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