意味怖「深夜の商店」
謎の道具の恐怖
解説
そもそも主人公の0という数字は異常です。両親がいるにもかかわらず0の主人公は周囲からも嫌われているのでしょうか。そして最後のは…説明するまでもないでしょう。
そもそも主人公の0という数字は異常です。両親がいるにもかかわらず0の主人公は周囲からも嫌われているのでしょうか。そして最後のは…説明するまでもないでしょう。
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問題文
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(ぼくはいえをでてまちをあるいているだれにもつたえず)
僕は家を出て町を歩いている。誰にも伝えず。
(すまほをつけるとじこくはごぜん0じ25ふんだった)
スマホを点けると時刻は午前0時25分だった。
(こんなじかんにであるくりゆうはただひとつへんなじかんにめざめてしまったからだ)
こんな時間に出歩く理由はただ一つ、変な時間に目覚めてしまったからだ。
(そうこうかんがえているうちぼくはきんじょのはやしについた)
そうこう考えているうち僕は近所の林に着いた。
(そのままりんのえんどうをあるいているときぎのあいだからまばゆいひかりがさしてきた)
そのまま林の沿道を歩いていると木々の間から眩い光が差してきた。
(こんなとこにみんかなんてあったっけとおもいつつのぞくといっけんのちいさなみせがあった)
こんなとこに民家なんてあったっけと思いつつ覗くと一軒の小さな店があった。
(みせはかりでおいているようなやすっぽいかんじでしょうにんはくろくてどんなみなりか)
店は仮で置いているような安っぽい感じで、商人は黒くてどんな身なりか
(わからないそのときそこのわかぞうやとくろいじんぶつがいった)
分からない。そのとき「そこの若造や」と黒い人物が言った。
(どうきがはげしくなるがにげるのもこわいのでぼくはみせのまえまでいった)
動悸が激しくなるが逃げるのも怖いので、僕は店の前まで行った。
(つくやいなやくろいじんぶつはおもしろいものをあげようとしわがれたこえでいった)
着くや否や黒い人物は「面白いものをあげよう」としわがれた声で言った。
(よくみるとくろいじんぶつはろうばでくろいふーどをまぶかにかぶっている)
よく見ると黒い人物は老婆で黒いフードを目深に被っている。
(すいませんけどいまおかねもなにもなくていいやなにもいらんよ)
「すいませんけど、今お金も何もなくて」「いいや、何もいらんよ」
(ろうばはほれといってなにのへんてつもないめがねをさしだした)
老婆は「ほれ」と言って何の変哲もない眼鏡を差し出した。
(ぼくはひとことれいをいいにげるようにさっていった)
僕は一言礼を言い、逃げるように去っていった。
(しかしさいきんめがわるくなっていたのもあってあのめがねをかけることにした)
しかし最近、目が悪くなっていたのもあってあの眼鏡を掛けることにした。
(めがねをかけるとははのずじょうにひとりというもじがうかびあがった)
眼鏡を掛けると母の頭上に1人という文字が浮かび上がった。
(つぎにかがみでじぶんのすうじをみてみると0にんだった)
次に鏡で自分の数字を見てみると0人だった。
(ぼくはほかのひとでもたしかめてみたさんぽされているいぬは3にんいけめんはいゆうは30にん)
僕は他の人でも確かめてみた。散歩されている犬は3人。イケメン俳優は30人
(でんしゃのおいたさらりーまんは0にんぼくがこういをよせているじょしは6にん)
電車の老いたサラリーマンは0人。僕が好意を寄せている女子は6人。
(ぼくはこのめがねのしんそうにきづいたそのひとにこういをよせているひとのにんずうが)
僕はこの眼鏡の真相に気づいた。「その人に好意を寄せている人の人数」が
など
(わかるのだはははたぶんちちでいぬはかいぬしあのこはかぞくやほかのくらすめいと)
分かるのだ。母は多分父で、犬は飼い主。あの子は家族や他のクラスメイト。
(とんでもないものをてにはいれたぼくはかんがえをめぐらせたうるかせぐなど)
とんでもないものを手に入れた僕は考えを巡らせた。売る・稼ぐなど
(さまざまなせんたくしがおもいつくそのときだれかがぼくとぶつかったぼくはかるくとんだ)
様々な選択肢が思いつく。そのとき、誰かが僕とぶつかった。僕は軽く飛んだ。
(すすいませんぼくがあやまりみあげるとそこにはまっちょのひとつじょうのせんぱいがいた)
「す…すいません」僕が謝り見上げるとそこにはマッチョの一つ上の先輩がいた
(いえこちらこそおとこのせんぱいはそういってさっていった)
「いえ、こちらこそ//」男の先輩はそう言って去っていった。
(いったいなんだったんだとおもいつつぼくはふとがらすごしにじぶんのかおをみた)
一体何だったんだと思いつつ僕はふと、ガラス越しに自分の顔を見た。
(ぼくのずじょうには1にんというもじがうかびあがっていた)
僕の頭上には1人という文字が浮かび上がっていた。