オリジナル呼吸 龍の呼吸2
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(にのかた:しょうりゅう・てんせんひしょう)
弐の型:昇龍・天穿飛翔
(がいよう:てんのぼるりゅうのゆうだいなすがたをけんぎへしょうかした、こうそくじょうしょうがたのざんげきわざ。)
概要:天昇る龍の雄大な姿を剣技へ昇華した、高速上昇型の斬撃技。
(ひくいしせいからいっきにふみこみ、りゅうがてんをつらぬくようないきおいできりあげる。)
低い姿勢から一気に踏み込み、龍が天を貫くような勢いで斬り上げる。
(ざんげきはてきのからだをしたからうえへとふかくきりさき、)
斬撃は敵の身体を下から上へと深く切り裂き、
(そのいきおいをりようしてしようしゃじしんもおおきくちょうやくするため、)
その勢いを利用して使用者自身も大きく跳躍するため、
(くうちゅうせんやおおがたのおにへのこうげきにすぐれる。)
空中戦や大型の鬼への攻撃に優れる。
(たんなるきりあげではなく、)
単なる斬り上げではなく、
(りゅうのこきゅうとくゆうのばくはつてきなきゃくりょくとこきゅうほうによってはなたれるため、)
龍の呼吸特有の爆発的な脚力と呼吸法によって放たれるため、
(あいてをふきとばすほどのしょうげきをともなう。)
相手を吹き飛ばすほどの衝撃を伴う。
(ちじょう、くうちゅうをとわずれんぞくこうげきへつなげやすく、)
地上、空中を問わず連続攻撃へ繋げやすく、
(りゅうのこきゅうのなかでもきどうりょくをしょうちょうするだいひょうてきなかたである。)
龍の呼吸の中でも機動力を象徴する代表的な型である。
(とくちょう:りゅうのこきゅうずいいちのじょうしょうそくどをほこるかた。)
特徴:龍の呼吸随一の上昇速度を誇る型。
(げだんからてんへつきぬけるようなごうかいなきりあげをはなつ。)
下段から天へ突き抜けるような豪快な斬り上げを放つ。
(てきをくうちゅうへうちあげ、じしんもそのままついげきへいこうできる。)
敵を空中へ打ち上げ、自身もそのまま追撃へ移行できる。
(おおがたのおにやひこうのうりょくをもつおににたいしてたかいこうかをはっきする。)
大型の鬼や飛行能力を持つ鬼に対して高い効果を発揮する。
(じめんをけるしゅんかんのすいしんりょくはりゅうのこきゅうのなかでもさいだいきゅうで、)
地面を蹴る瞬間の推進力は龍の呼吸の中でも最大級で、
(しょうがいぶつをとびこえながらこうげきできる。)
障害物を飛び越えながら攻撃できる。
(にのかたからさんのかた、しのかたへとしぜんにれんけいできる。)
弐の型から参の型、肆の型へと自然に連携できる。
(はつどうえんしゅつ:しようしゃはかたなをこしのいちへかまえ、しずかにじゅうしんをおとす。)
発動演出:使用者は刀を腰の位置へ構え、静かに重心を落とす。
(ぜんしゅうちゅうのこきゅうがきょくげんまでたかまると、とうしんにそうぎんいろのひかりがやどり、)
全集中の呼吸が極限まで高まると、刀身に蒼銀色の光が宿り、
など
(あしもとからあおじろいかみなりがじめんをはうようにひろがる。)
足元から青白い雷が地面を這うように広がる。
(ふみこんだしゅんかん、ごうおんとともにじめんがくだけ、)
踏み込んだ瞬間、轟音とともに地面が砕け、
(きょだいなそうりゅうがしようしゃのはいごからあらわれる。)
巨大な蒼龍が使用者の背後から現れる。
(りゅうはほうこうしながらてんくうへいっちょくせんにかけのぼり、)
龍は咆哮しながら天空へ一直線に駆け昇り、
(そのきせきとかさなるようにかたながふりぬかれる。)
その軌跡と重なるように刀が振り抜かれる。
(ざんげきがそらへのびるにつれ、あおいらいこうとあおいかぜがうずをまき、)
斬撃が空へ伸びるにつれ、青い雷光と蒼い風が渦を巻き、
(てんくうへきょだいなりゅうのすがたをえがく。きりあげたあともりゅうのざんぞうがすうびょうかんくうちゅうをまい)
天空へ巨大な龍の姿を描く。斬り上げた後も龍の残像が数秒間空中を舞い
(あおじろいうろこのようなひかりのりゅうしがゆっくりとふりそそぐ。)
蒼白い鱗のような光の粒子がゆっくりと降り注ぐ。
(みため:ざんげきはそうぎんいろをきちょうとし、)
見た目:斬撃は蒼銀色を基調とし、
(かたなのきせきにはらいこうがからみつきながらいっちょくせんにてんくうへのびる。)
刀の軌跡には雷光が絡みつきながら一直線に天空へ伸びる。
(はつどうじにはきょだいなそうりゅうがしようしゃをつつみこむようにあらわれ、)
発動時には巨大な蒼龍が使用者を包み込むように現れ、
(そのしんたいはあおじろいかみなりとぼうふうでけいせいされている。)
その身体は蒼白い雷と暴風で形成されている。
(りゅうがのぼるきせきにはらせんじょうのくもとふうあつがうまれ、)
龍が昇る軌跡には螺旋状の雲と風圧が生まれ、
(しゅういのがれきやきぎをまきあげながらてんへつきぬける。)
周囲の瓦礫や木々を巻き上げながら天へ突き抜ける。
(ざんげきがちょうてんへたっすると、りゅうのとうぶがいっしゅんだけおおきくくちをあき、)
斬撃が頂点へ達すると、龍の頭部が一瞬だけ大きく口を開き、
(てんをつらぬくようなほうこうとともにあおいこうちゅうがそらたかくたちあがる。)
天を貫くような咆哮とともに蒼い光柱が空高く立ち上る。
(ゆらい:しょうりゅうは、ふるくからかたりつがれるてんへのぼるりゅうのでんしょうをあらわしている。)
由来:昇龍は、古くから語り継がれる天へ昇る龍の伝承を表している。
(りゅうはちをはなれ、てんへいたることでしんのちからをえるとされ、このかたもまた、)
龍は地を離れ、天へ至ることで真の力を得るとされ、この型もまた、
(ちじょうからてんくうへむかっていっきにかけあがるりゅうのすがたをけんぎとしてさいげんしている。)
地上から天空へ向かって一気に駆け上がる龍の姿を剣技として再現している。
(てんせんひしょうのてんせんはてんくうをつらぬくほどのいきおい、)
天穿飛翔の天穿は天空を貫くほどの勢い、
(ひしょうやじゆうにおおぞらをかけるりゅうをいみする。)
飛翔や自由に大空を翔ける龍を意味する。
(りゅうのこきゅうにおけるちからとひしょうをしょうちょうするかたであり、)
龍の呼吸における力と飛翔を象徴する型であり、
(りゅうがはじめててんへのぼり、うんかいをつきぬけるしゅんかんをいめーじしてなづけられた。)
龍が初めて天へ昇り、雲海を突き抜ける瞬間をイメージして名付けられた。
(さんのかた:りゅうそう・やえがすみざん)
参の型:龍爪・八重霞斬
(がいよう:りゅうがえものをするどいつめでいくどもきりさくすがたをけんぎへしょうかした、)
概要:龍が獲物を鋭い爪で幾度も切り裂く姿を剣技へ昇華した、
(ちょうこうそくれんげきがたのわざ。てきとのまあいへいっしゅんでふみこむと、)
超高速連撃型の技。敵との間合いへ一瞬で踏み込むと、
(はちほうこうからかすみのようにあらわれるむすうのざんげきをあびせる。)
八方向から霞のように現れる無数の斬撃を浴びせる。
(ざんげきひとつひとつはけいかいながらきわめてするどく、すべてがきゅうしょをねらってはなたれるため、)
斬撃一つ一つは軽快ながら極めて鋭く、全てが急所を狙って放たれるため、
(ぼうぎょをくずされたあいてをまたたくまにきりきざまれる。)
防御を崩された相手を瞬く間に切り刻まれる。
(やえがすみとは、いくえにもかさなったかすみのように、)
八重霞とは、幾重にも重なった霞のように、
(ざんげきがいくそうにもかさなりあうようすをあらわしており、)
斬撃が幾層にも重なり合う様子を表しており、
(てきからはひとふりのかたながなんぼんにもぶんれつしたかのようにみえる。)
敵からは一振りの刀が何本にも分裂したかのように見える。
(りゅうのこきゅうのなかでもそくどとてすうにとっかしたかたであり、)
龍の呼吸の中でも速度と手数に特化した型であり、
(きんきょりせんではあっとうてきなせいあつりょくをほこる。)
近距離戦では圧倒的な制圧力を誇る。
(とくちょう:りゅうのこきゅうでもっともれんげきせいのうにすぐれたかた。)
特徴:龍の呼吸で最も連撃性能に優れた型。
(いっしゅんではちほうこうへざんげきをはなち、てきのかいひけいろをふうじる。)
一瞬で八方向へ斬撃を放ち、敵の回避経路を封じる。
(ざんぞうをりようしたげんわくこうかがたかく、てきはほんもののざんげきをみきわめることがむずかしい。)
残像を利用した幻惑効果が高く、敵は本物の斬撃を見極めることが難しい。
(いちげきのいりょくよりも、あっとうてきなてすうとそくどでてきをおいつめるせんぽうをとくいとする。)
一撃の威力よりも、圧倒的な手数と速度で敵を追い詰める戦法を得意とする。
(きんきょりせんやすばやいおにとのせんとうでしんかをはっきする。)
近距離戦や素早い鬼との戦闘で真価を発揮する。
(にのかたからしぜんにつなげられ、しのかたへのいこうもひじょうになめらか。)
弐の型から自然に繋げられ、肆の型への移行も非常に滑らか。
(はつどうえんしゅつ:しようしゃはかたなをかたのたかさへしずかにかまえ、こきゅうをふかくととのえる。)
発動演出:使用者は刀を肩の高さへ静かに構え、呼吸を深く整える。
(とうしんへあおじろいひかりがながれはじめるとどうじに、しゅういへうすいあおいろのかすみがひろがり、)
刀身へ蒼白い光が流れ始めると同時に、周囲へ薄い蒼色の霞が広がり、
(あおいかみなりがきりのなかをしずかにはしる。)
青い雷が霧の中を静かに走る。
(つぎのしゅんかん、しようしゃのすがたがかすみへとけこむようにきえ、)
次の瞬間、使用者の姿が霞へ溶け込むように消え、
(りゅうのするどいつめをおもわせるあおじろいひかりがしほうはっぽうへはしる。)
龍の鋭い爪を思わせる青白い光が四方八方へ走る。
(きょだいなそうりゅうのまえあしだけがいくえにもかさなってあらわれ、)
巨大な蒼龍の前脚だけが幾重にも重なって現れ、
(そのするどいそうげきがてきをつつみこむようにふりそそぐ。)
その鋭い爪撃が敵を包み込むように降り注ぐ。
(さいごのいちげきとともにかすみがはれると、)
最後の一撃とともに霞が晴れると、
(そうりゅうのざんぞうがくうちゅうでいちどだけほうこうし、こまかなそうぎんいろのうろこがかぜにまいちる。)
蒼龍の残像が空中で一度だけ咆哮し、細かな蒼銀色の鱗が風に舞い散る。
(みため:かたなのきせきはそうぎんいろのほそいこうせんとなり、くうちゅうへいくえものこをえがく。)
見た目:刀の軌跡は蒼銀色の細い光線となり、空中へ幾重もの弧を描く。
(ざんげきはりゅうのかぎづめをおもわせるみかげつじょうのひかりとなってこうさし、)
斬撃は龍の鉤爪を思わせる三日月状の光となって交差し、
(まるできょだいなりゅうがまえあしをなんどもふるったようなこうけいがひろがる。)
まるで巨大な龍が前脚を何度も振るったような光景が広がる。
(ざんげきがかさなるたびにあおじろいかみなりがはじけ、あおいかすみがせんじょうをおおう。)
斬撃が重なるたびに青白い雷が弾け、蒼い霞が戦場を覆う。
(てきのしゅういにはりゅうのつめあとをおもわせるれっしょうがいくえにもきざまれ、)
敵の周囲には龍の爪痕を思わせる裂傷が幾重にも刻まれ、
(こうげきがおわるころにはくうちゅうへあおいうろこのりゅうしがまいつづける。)
攻撃が終わる頃には空中へ蒼い鱗の粒子が舞い続ける。
(ゆらい:りゅうそうは、りゅうがもつするどくきょうじんなつめをいみし、)
由来:龍爪は、龍が持つ鋭く強靭な爪を意味し、
(ひとふりでてきをひきさくあっとうてきなきれあじをしょうちょうしている。)
一振りで敵を引き裂く圧倒的な切れ味を象徴している。
(やえがすみざんは、やえがいくえにもかさなること、)
八重霞斬は、八重が幾重にも重なること、
(かすみがじったいをとらえられないげんそうてきなけしきをあらわしており、)
霞が実体を捉えられない幻想的な景色を表しており、
(かすみのなかからむすうのりゅうそうがおそいかかるようなざんげきをいみする。)
霞の中から無数の龍爪が襲い掛かるような斬撃を意味する。
(このかたは、「うんかいのなかをまうりゅうが、そのすがたをみせぬままえものだけをきりさく。」)
この型は、「雲海の中を舞う龍が、その姿を見せぬまま獲物だけを切り裂く。」
(というでんしょうからちゃくそうをえてうまれたわざであり、)
という伝承から着想を得て生まれた技であり、
(りゅうのこきゅうのなかでももっともしんぴせいとそくどをかさねそなえたかたとしてかたりつがれている。)
龍の呼吸の中でも最も神秘性と速度を重ね備えた型として語り継がれている。