3つの光が出会う場所 第2話
今回は第1話の続編!
3人はLUCAとして活躍できるのか…!
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問題文
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(「・・・・・・ここ、どこ?」)
「……ここ、どこ?」
(あわいひかりのなかで、りいなはゆっくりめをあけた。)
淡い光の中で、莉依那はゆっくり目を開けた。
(みわたしてみても、そこにあるのはまっしろなくうかんだけ。)
見渡してみても、そこにあるのは真っ白な空間だけ。
(「うさぎ・・・・・・?いや、ちがう・・・・・・?」)
「うさぎ……? いや、違う……?」
(じぶんのあしもとにおちていたちいさなひかるりぼんをひろいあげる。)
自分の足元に落ちていた小さな光るリボンを拾い上げる。
(そのしゅんかん)
その瞬間
(ぽつん。)
ぽつん。
(ほおにつめたいものがおちた。)
頬に冷たいものが落ちた。
(「・・・・・・あめ?」)
「……雨?」
(そらをみあげると、なにもないはずのくうかんにちいさなくもがうかんでいた。)
空を見上げると、何もないはずの空間に小さな雲が浮かんでいた。
(そして、そのくものむこうから)
そして、その雲の向こうから
(「・・・・・・だれか、いるの?」)
「……誰か、いるの?」
(みずいろのひかりとともに、ひとりのしょうねんがあらわれた。)
水色の光とともに、一人の少年が現れた。
(「ぼくも・・・・・・ここにきたばかりなんだ」)
「僕も……ここに来たばかりなんだ」
(あわいみずいろのかみ。)
淡い水色の髪。
(そして、そのはいごにはちいさなりゅうのすがた。)
そして、その背後には小さな竜の姿。
(りいなはめをかがやかせた。)
莉依那は目を輝かせた。
(「わぁ・・・・・・!りゅうだ!」)
「わぁ……! 竜だ!」
(「えっ、そこ!?」)
「えっ、そこ!?」
(「だってかわいいじゃん!」)
「だって可愛いじゃん!」
など
(「・・・・・・かわいいっていわれたの、はじめてかも」)
「……可愛いって言われたの、初めてかも」
(ふたりがかおをみあわせていると)
二人が顔を見合わせていると
(こんどは、とおくからおとがきこえてきた。)
今度は、遠くから音が聞こえてきた。
(「・・・・・・おんがく?」)
「……音楽?」
(おとがちかづくにつれて、ももいろとちゃいろのひかりがくうかんをてらしていく。)
音が近づくにつれて、桃色と茶色の光が空間を照らしていく。
(そして)
そして
(「えっ、ここどこ!?」)
「えっ、ここどこ!?」
(いきおいよくあらわれたのは、れっさーぱんだのみみとしっぽをもったしょうじょだった。)
勢いよく現れたのは、レッサーパンダの耳としっぽを持った少女だった。
(「・・・・・・もしかして、ふたりともここによばれたの?」)
「……もしかして、二人ともここに呼ばれたの?」
(「うん。たぶん・・・・・・」)
「うん。たぶん……」
(「じゃあ、わたしたち・・・・・・おなじりゆうでここにきたのかも!」)
「じゃあ、私たち……同じ理由でここに来たのかも!」
(さんにんはしばらくだまって、おたがいをみつめた。)
三人はしばらく黙って、お互いを見つめた。
(うさぎ。)
うさぎ。
(りゅう。)
竜。
(れっさーぱんだ。)
レッサーパンダ。
(ぴんく。)
ピンク。
(みずいろ。)
水色。
(そして、もうひとつのひかり。)
そして、もう一つの光。
(それぞれちがういろ。)
それぞれ違う色。
(それぞれちがうこせい。)
それぞれ違う個性。
(なのに)
なのに
(さんにんがちかづいたしゅんかん。)
三人が近づいた瞬間。
(きらっ。)
キラッ。
(ちゅうおうに、ちいさなひかりがうまれた。)
中央に、小さな光が生まれた。
(「・・・・・・なに、これ?」)
「……なに、これ?」
(りいながてをのばす。)
莉依那が手を伸ばす。
(しずくもそっとてをかさねる。)
シズクもそっと手を重ねる。
(おんぷもふたりのてにじぶんのてをかさねた。)
おんぷも二人の手に自分の手を重ねた。
(そのしゅんかん)
その瞬間
(みっつのひかりがひとつになった。)
三つの光が一つになった。
(「・・・・・・!」)
「……!」
(くうかんいっぱいに、まばゆいひかりがひろがる。)
空間いっぱいに、まばゆい光が広がる。
(そして、めのまえにひとつのもじがうかびあがった。)
そして、目の前に一つの文字が浮かび上がった。
(「luca」)
『LUCA』
(「・・・・・・luca?」)
「……LUCA?」
(おんぷがそのもじをよみあげる。)
おんぷがその文字を読み上げる。
(すると、どこからともなくこえがひびいた。)
すると、どこからともなく声が響いた。
(「みっつのひかりがであうときあたらしいものがたりがはじまる。」)
「三つの光が出会うとき新しい物語が始まる。」
(「・・・・・・ものがたり?」)
「……物語?」
(りいながくびをかしげる。)
莉依那が首をかしげる。
(「きみたちはまだしらない。このばしょが、なにのためにそんざいするのかを。」)
『君たちはまだ知らない。この場所が、何のために存在するのかを。』
(ひかりがすこしずつよわくなっていく。)
光が少しずつ弱くなっていく。
(「けれど」)
『けれど』
(「さんにんがであったことだけは、ぐうぜんではない。」)
『三人が出会ったことだけは、偶然ではない。』
(そのことばをさいごに、こえはきえた。)
その言葉を最後に、声は消えた。
(しずかになったくうかん。)
静かになった空間。
(さんにんはかおをみあわせる。)
三人は顔を見合わせる。
(「・・・・・・ねえ」)
「……ねえ」
(りいながわらった。)
莉依那が笑った。
(「せっかくだし、いっしょにいこうよ!」)
「せっかくだし、一緒に行こうよ!」
(「ぼくも・・・・・・そのほうがいいとおもう」)
「僕も……そのほうがいいと思う」
(「もちろん!」)
「もちろん!」
(おんぷがわらいながらてをのばす。)
おんぷが笑いながら手を伸ばす。
(さんにんはてをとりあった。)
三人は手を取り合った。
(すると、めのまえにいっぽんのみちがあらわれた。)
すると、目の前に一本の道が現れた。
(そのさきには)
その先には
(まだだれもしらない、ひかりにつつまれたせかいがひろがっていた。)
まだ誰も知らない、光に包まれた世界が広がっていた。
(「いこう!」)
「行こう!」
(さんにんのあしもとから、それぞれのいろのひかりがのびていく。)
三人の足元から、それぞれの色の光が伸びていく。
(ぴんく。)
ピンク。
(みずいろ。)
水色。
(そして、もうひとつのひかり。)
そして、もう一つの光。
(みっつのひかりがかさなったそのさきに)
三つの光が重なったその先に
(あたらしいものがたりがまっていた。)
新しい物語が待っていた。