タイムライン

(きがついたらぼくはじかんというなみに)

気がついたら僕は時間という波に

(ひとりとりのこされてしまって)

一人取り残されてしまって

(だれもぼくのことなど)

誰も僕のことなど

(すこしもみえていないようでした)

少しも見えていないようでした

(うつむいてなくしたものを)

俯いて無くしたものを

(どこかとさがしてまわったところで)

どこかと探して回ったところで

(そのなみにすべてをながされてしまったあとでした)

その波に全てを流されてしまった後でした

(たいむらいんなんかながめてあるきつづけたって)

タイムラインなんか眺めて歩き続けたって

(めのまえのことでさえたしかにみおとしてる)

目の前のことでさえ確かに見落としてる

(ひとりではせかいをかえることなんて)

一人では世界を変えることなんて

(できないそれなら)

できない　それなら

(こえがちぎれるほどにぼくはうたう)

声がちぎれるほどに僕は歌う

(いつからかひとは「０と１」のられつに)

いつからか人は『0と1』の羅列に

(せいかつをしばられてばっかり)

生活を縛られてばっかり

(たびにでるりゆうは)

旅に出る理由は

(みんなみばえをきにしてのことでした)

みんな見栄えを気にしてのことでした

(みんなじぶんたちのもくてきちなんかより)

みんな自分達の目的地なんかより

(たいむらいんをきにしちゃって)

タイムラインを気にしちゃって

(だいじなものをみおとしてることにも)

大事なものを見落としてることにも

(きづきませんでした)

気づきませんでした

(たいむらいんばっかきにしてまよいつづけても)

タイムラインばっか気にして迷い続けても

(いきるいみでさえまだみつけられない)

生きる意味でさえまだ見つけられない

(はなれただれかにとどくものなんて)

離れた誰かに届くものなんて

(わからないそれでも)

わからない　それでも

(こえがかれるまでにぼくはうたう)

声が枯れるまでに僕は歌う

(きみとのきょりはこんなにちかいのに)

君との距離はこんなに近いのに

(じかんがぼくとすれちがってる)

時間が僕とすれ違ってる

(いくらりゅーずをまわしたところで)

いくらリューズを回したところで

(いまのきみとあえなくて)

今の君と会えなくて

(こわれたこころでなにかをさがしても)

壊れた心で何かを探しても

(じかんはとけてるもうびょうしんはもどらない)

時間は溶けてるもう秒針は戻らない

(たいむらいんなんかながめてあるきつづけたって)

タイムラインなんか眺めて歩き続けたって

(めのまえのことでさえたしかにみおとしてる)

目の前のことでさえ確かに見落としてる

(ひとりではせかいをかえることなんて)

一人では世界を変えることなんて

(できないそれなら)

できない　それなら

(こえがちぎれるほどにぼくはうたう)

声がちぎれるほどに僕は歌う