『ビンテージ』 Official髭男dism

(くちげんかなんかしたくもないから)

口喧嘩なんかしたくもないから

(さいしんのちゅういをはらっていきてた)

細心の注意を払って生きてた

(そっせんしてじぶんのことをけなすのは)

率先して自分のことをけなすのは

(らくだけどむなしくて)

楽だけど虚しくて

(かなしいかこなんかひとつもないのが)

悲しい過去なんか1つもないのが

(りそうてきだってかちかんをもってた)

理想的だって価値観を持ってた

(そんなぼくはきみというひとにあえて)

そんな僕は君という人に会えて

(だいじなことにきづかされた)

大事なことに気付かされた

(きれいとはきずあとがないことじゃない)

キレイとは傷跡がないことじゃない

(きずさえいとしいというきせきだ)

傷さえ愛しいというキセキだ

(すいもあまいもっていえるほど)

酸いも甘いもって言えるほど

(なにもぼくらはじまっちゃないけれど)

何も僕ら始まっちゃないけれど

(あせたおもいでもびんてーじなんていって)

褪せた思い出もビンテージなんて言って

(ふりかえるたびにわらえるようにと)

振り返る度に笑えるようにと

(たいせつにひびをかさねよう)

大切に日々を重ねよう

(かけがえのないいまを)

かけがえのない今を

(すきないろなんかとくだんないけど)

好きな色なんか特段ないけど

(じんせいがかいがだったならどうだろう)

人生が絵画だったならどうだろう？

(きみとのじかんをかさねることでしか)

君との時間を重ねることでしか

(だせないいろがきっとすきだ)

出せない色がきっと好きだ

(きどあいらくそしてそのあいだにきらめくおもいをだきしめて)

喜怒哀楽そしてその間にきらめく想いを抱きしめて

(しわくちゃだったりやけにさびついたり)

シワくちゃだったり　やけに錆びついたり

(はがれてしまったきおくがあったとしても)

剥がれてしまった記憶があったとしても

(なにひとつかくしつくろうこともなく)

何一つ隠し繕うこともなく

(それさえいとしいというきせきだ)

それさえ愛しいというキセキだ

(すいもあまいもっていえるほど)

酸いも甘いもって言えるほど

(なにもぼくらはじまっちゃないけれど)

何も僕ら始まっちゃないけれど

(あせたおもいでもびんてーじなんていって)

褪せた思い出もビンテージなんていって

(ふりかえるたびにわらえるようにと)

振り返るたびに笑えるようにと

(たいせつにひびをかさねよう)

大切に日々を重ねよう

(そしてふえたおもいでがいつかほしのかずほどに)

そして増えた思い出がいつか星の数ほどに

(あふれることがただうれしいから)

溢れることがただ嬉しいから

(いまのこころをゆがまないように)

今の心を歪まないように

(たとえることばをさがしてみるよ)

例える言葉を　探してみるよ

(つらなってくひびのなかをきみとかさねるいまを)

連なってく日々の中を　君と重ねる今を