優しくって少しバカ

(じゅうねんまえのたからのちずをくびにさげて)

10年前の宝の地図を　首に下げて

(やせたうででたりないあたまで)

痩せた腕で　足りない頭で

(だっふるこーとのふーどをかぶって)

ダッフルコートのフードをかぶって

(しんじるものしんじたものかわってゆくもの)

信じるモノ　信じたモノ　変わってゆくモノ

(あこがれていたろっくすたーも)

憧れていたロックスターも

(おおがねをかせいだしゅんかんつまらないうそになった)

大金をかせいだ瞬間つまらないウソになった

(うえをむいてあるいてもなみだはこぼれて)

上を向いて　歩いても　涙はこぼれて

(くものうえのしあわせはけしとんだ)

雲の上の　幸せは　消し飛んだ

(こっぱみじんにもでもぼくには)

こっぱみじんにも　でも僕には

(あたらしいちずなどないから)

新しい地図など無いから

(さがすしかないんだよなくなったものを)

探すしかないんだよ　無くなったモノを

(じんせいとかけてどりょくとといても)

人生とかけて努力とといても

(そのこたえはきりのなかにやみのなかにきえ)

その答えは　霧の中に　闇の中に消え

(なにをおいかけてなにをうばいとる)

何を追いかけて　何を奪い取る

(みえないてきみえないまとみえないなかまと)

見えない敵　見えない的　見えない仲間と

(いらいらしたりしたうちしたり)

いらいらしたり　舌打ちしたり

(やつあたりとばしたしゅんかんじぶんまでみえなくなった)

八つ当たり飛ばした瞬間　自分まで見えなくなった

(みらいをさすみちしるべなんてきえさって)

未来を指す　道しるべなんて消え去って

(なにをたよりよりかかりいきてゆく)

何をたより　よりかかり　生きてゆく

(ちっちゃいこころでせめてむねの)

ちっちゃい心で　せめて胸の

(ともしびはけさないように)

ともし火は　消さないように

(あるけたのならきみをてらせるのに)

歩けたのなら　君を照らせるのに

(だっふるこーとのふーどをかぶって)

ダッフルコートのフードをかぶって

(あまえながらたよりながらよりそいながら)

甘えながら　頼りながら　寄り添いながら

(きずぐちをかくすてをそっとはなして)

傷口を　隠す手を　そっと離して

(ふるいちずのしめすちをさがしにいこう)

古い地図の　示す地を　探しに行こう

(はんべそかいてもせめてむねの)

半ベソかいても　せめて胸の

(ともしびはけさないように)

ともし火は　消さないように

(あるけたのならまちがっていてもいい)

歩けたのなら　間違っていてもいい

(わらわれたっていい)

笑われたっていい