きらめき

(ちいさいころだな)

小さい頃だな

(じーさんにきいたよ)

じーさんに聞いたよ

(としおいてゆくね)

年老いてゆくね

(つらくはないのか？と)

辛くはないのか？と

(「なにをいうちょるか)

「何を言うちょるか

(こしはいたいがな)

腰は痛いがな

(ながいきしたら)

長生きしたら

(おまえにあえていいあんばい」)

お前に会えていい塩梅」

(いまきみみつけて)

今　君見つけて

(じーさんがわかった)

じーさんが解かった

(このよはくるしみと)

この世は苦しみと

(きらめきのひまわり)

きらめきのひまわり

(ゆうぐれにであって)

夕暮れに出会って

(かわぞいにあるこう)

川沿いに歩こう

(きみのかみ)

君の髪

(かおりすてきでいいあんばい)

香りステキでいい塩梅

(のぐちごろうのうたうよな)

野口五郎の歌うよな

(このうたをささげよう)

この歌を捧げよう

(ほかほかとそらにうかんだ)

ホカホカと空にうかんだ

(ぼくのきみにあげよう)

僕の君にあげよう

(あいなどそんざいはしない)

愛など存在はしない

(このこいもどうせおわるさ)

この恋もどうせ終わるさ

(けれどきみをみつけたきらめき)

けれど君を見つけたきらめき

(どこかにとまって)

何処かに泊まって

(ひるまでねていよう)

昼まで寝ていよう

(きみのはだ)

君の肌

(あたたかくてねいいあんばい)

温かくてね　いい塩梅

(あたかもにゅーみゅーじっくみたいな)

あたかもニュー・ミュージックみたいな

(このうたをささげよう)

この歌を捧げよう

(にこにことゆうひにとけてく)

ニコニコと夕日に溶けてく

(ぼくのきみにあげよう)

僕の君にあげよう

(かわりものどうしのこいにさ)

変わり者同志の恋にさ

(みんなきっとあきれるさ)

みんなきっとあきれるさ

(それをふくめてじんせいさ)

それを含めて人生さ

(きみならわかるだろう)

君なら解かるだろう

(あいなどそんざいはしない)

愛など存在はしない

(このこいもどうせおわるさ)

この恋もどうせ終わるさ

(だがふたりのであえたきらめき)

だが二人の出あえたきらめき