My Gift to You

(おさないころのふゆといえば)

幼い頃の冬といえば

(こごえるだけのときではなかったよ)

凍えるだけの季節（とき）ではなかったよ

(こなゆきまちにまいはじめるころ)

粉雪　街に舞い始める頃

(ぼくたちはかぜをおいかけた)

僕たちは　風を追いかけた

(おとなになりゆめにはぐれて)

大人になり　夢にはぐれて

(とまどうぼくのまえにきみがたっていた)

戸惑う僕の前に　君が立っていた

(いてついてるちいさなてをにぎりしめることしか)

凍てついてる　小さな手を　握りしめることしか

(ぼくにはあたえられるものはないけれど)

僕には　与えられるものはないけれど

(いつまでもいつまでもそばにいてあげよう)

いつまでも　いつまでも　そばにいてあげよう

(それがきみへのぼくのおくりもの)

それが君への　僕の贈り物

(ふたりをくもらせたあまおと)

ふたりを曇らせた雨音

(あさにはまどのそとしろくそめるよ)

朝には　窓の外　白く染めるよ

(あしあとゆきにつけふざけあっては)

足跡　雪につけ　ふざけあっては

(ぼくたちはわらってすごしたね)

僕たちは　笑って過ごしたね

(「かわることがこわいの」となき)

「変わることがこわいの」と泣き

(ふるえるきみのかたにてをのばしたひ)

震える　君の肩に　手を伸ばした日

(ぬれたひとみそらさないでみつめかえすことしか)

濡れた瞳　そらさないで　見つめ返すことしか

(きみへととどけられるものはないけれど)

君へと　届けられるものはないけれど

(だれよりもだれよりもまもりたいきもちが)

誰よりも　誰よりも　守りたい気持ちが

(たったひとつのぼくのおくりもの)

たったひとつの　僕の贈り物

(これからぼくたちがこのきせつをなんどむかえようと)

これから　僕たちが　この季節を　何度迎えようと

(わすれないさことしのふゆを)

忘れないさ　今年の冬を

(きみとであってきみにこいして)

君と出会って　君に恋して

(いてついてるちいさなてをにぎりしめることしか)

凍てついてる　小さな手を　握りしめることしか

(ぼくにはあたえられるものはないけれど)

僕には　与えられるものはないけれど

(ぬれたひとみそらさないでみつめかえすことしか)

濡れた瞳　そらさないで　見つめ返すことしか

(きみへととどけられるものはないけれど)

君へと　届けられるものはないけれど

(いつまでもいつまでもそばにいてあげよう)

いつまでも　いつまでも　そばにいてあげよう

(それがきみへのぼくのきみへの)

それが君への　僕の君への

(こころをこめたあいのおくりもの)

心を込めた　愛の贈り物

(あいしてる)

愛してる