黄昏ロマンス

(きみのまえではなぜこうも)

君の前では何故こうも

(ただのおとこになるんだろうね)

ただの男になるんだろうね

(やさしいうそもつくろえず)

優しいウソも繕えず

(ことばになる)

言葉になる

(たりないならといつめてよ)

足りないなら問いつめてよ

(いらないならすててよ)

いらないなら捨ててよ

(もとからけんとうちがいならしょうちさ)

もとから見当違いなら　承知さ

(はしゃぎすぎたきせつから)

はしゃぎすぎた季節から

(たそがれにかわってゆく)

黄昏に変わってゆく

(ぼくはじょうずに)

僕は上手に

(のれてはいないけれど)

乗れてはいないけれど

(なにひとつおわってやしないのに)

何一つ終わってやしないのに

(まだいきるとして)

まだ生きるとして

(ぼくらにははじまりや)

僕らには　始まりや

(はじまってないものばかりさ)

始まってないものばかりさ

(ねぇきづいてる？)

ねぇ　気付いてる?

(いつのひかとしおいて)

いつの日か年老いて

(おわりをかんじながら)

終わりを感じながら

(こうえんのべんちで)

公園のベンチで

(おもいかえしてみる)

思い返してみる

(きみにとってのしあわせが)

君にとっての幸せが

(いったいどこにあったのか)

いったいどこにあったのか

(ひとつくらいは)

ひとつくらいは

(ふやせてあげられたかな)

増やせてあげられたかな

(きみのすべてわかってあげたい)

君のすべて　わかってあげたい

(ひとつものこさず)

ひとつも残さず

(いつのひかきみがはなすぜんぶに)

いつの日か君が話す全部に

(うなずけるようにね)

頷けるようにね

(そっとｃｌｏｓｅｔｏｙｏｕｒｌｉｆｅ)

そっと Close to your life

(なにひとつおわってやしないのに)

何一つ終わってやしないのに

(まだいきるとして)

まだ生きるとして

(ぼくらにははじまりや)

僕らには　始まりや

(はじまってないものばかりさ)

始まってないものばかりさ

(ねぇきづいてる？)

ねぇ　気付いてる?