祝祭

(ききたいきょくもみつからない)

聴きたい曲も見つからない

(ゆううつないちにちのはじまりが)

憂鬱な一日の始まりが

(きみのおおげさなおはようで)

君の大げさな「おはよう」で

(すべてかわってしまうふしぎ)

すべて変わってしまう不思議

(きみのことばはなぜだろう)

君の言葉はなぜだろう

(すべてえいがでいうところの)

すべて映画で言うところの

(くらいまっくすのきめぜりふ)

クライマックスの決め台詞

(のようにだいそれいていてすき)

のように大それいていて好き

(ぼくのなかをひからせるかぎを)

僕の中を光らせる鍵を

(なぜにきみにもたせたのか)

なぜに君に持たせたのか

(そのわけをただしるそのために)

そのワケをただ知るそのために

(いきてみるのもわるくはないよね)

生きてみるのも悪くはないよね

(きみじゃないとないよ)

君じゃないとないよ

(いみはひとつもないよ)

意味は一つもないよ

(むきになってなんでよってきかないでよ)

ムキになって「なんでよ？」聞かないでよ

(きりがないがいうよ)

キリがないがいうよ

(きみがいいりゆうを)

君がいい理由を

(にせんにじゅうばんめからじゃあいうよ)

2020番目からじゃあ言うよ

(きみのおおげさなそのこえで)

君の大げさなその声で

(ぼくのなまえがよばれるとき)

僕の名前が呼ばれるとき

(なんてことないこのいのち)

なんてことないこの命

(がきゅうにとくべつなものになる)

が急に特別なものになる

(おくびょうとはやまいだとしたら)

臆病とは病だとしたら

(なおるけはいもないぼくの)

治る気配もない僕の

(めのまえにあらわれたあなたは)

目の前に現れたあなたは

(まるでさもきゅうせいしゅのようなかおで)

まるでさも救世主のような顔で

(きみじゃないとだめな)

君じゃないとダメな

(りゆうをぜんぶいったら)

理由を全部言ったら

(つぎはきみがこたえてくれるかな)

次は君が答えてくれるかな

(てんきあめくらい)

天気雨くらい

(きまぐれなあいづちで)

気まぐれな相槌で

(はぐらかされるかな)

はぐらかされるかな

(それはそれでまぁいいか)

それはそれでまぁいいか

(きみじゃないとないよ)

君じゃないとないよ

(いみはひとつもないよ)

意味は一つもないよ

(むきになってなんでよってきかないでよ)

ムキになって「なんでよ？」って聞かないでよ

(きりがないがいうよ)

キリがないがいうよ

(きみがいいりゆうを)

君がいい理由を

(にせんにじゅうばんめからじゃあいうよ)

2020番目からじゃあ言うよ

(きりがないがいうよ)

キリがないが言うよ

(きみがいいりゆうを)

君がいい理由を

(いちばんめはきみがあてて)

1番目は君が当てて