アンジュナ/ゴスペラーズ

(もうおわりにするわせきをたつあなたのよこがお)

「もう終わりにするわ」席を立つあなたの横顔

(さってゆくせなかにかけることばをいまでもさがしてる)

去ってゆく背中に　かける言葉を今でも（捜してる）

(いつでもこのみせでたわいなくわらいあっていた)

いつでもこの店で　他愛なく笑いあっていた

(おなじみらいをみていたひびもいまはとおくながれてく)

同じ未来を見ていた日々も　今は遠く（流れてく）

(さいごのきおくがなみだがせめるのさ)

最後の記憶が　涙が責めるのさ

(ｏｈあいしているとくちにだせない)

Oh　「愛していると」口に出せない

(おろかなこのぼくを)

愚かなこの僕を

(いまもだきつづけるむねのいたみ)

今も抱き続ける　胸の痛み

(おもいでがかおるこのばしょから)

想い出が香るこの場所から

(だれもいないむかいのせきいつまでも)

誰もいない向かいの席　いつまでも

(ぼくはあなたをまちつづけてる)

僕はあなたを待ち続けてる

(ふたりがすきだったこのまちはきょうもあめもよう)

二人が好きだった　この町は今日も雨模様

(ぼくのこうかいさえもやさしくつつみこんでふりそそぐ)

僕の後悔さえも優しく　包み込んで（降り注ぐ）

(あのときとおなじあめがまどをたたく)

あの時と同じ　雨が窓を叩く

(さよならなんてしたくなかった)

「サヨナラ」なんてしたくなかった

(おろかなこのぼくを)

愚かなこの僕を

(いまもだきつづけるむねのいたみ)

今も抱き続ける　胸の痛み

(おもいでがかおるこのばしょから)

想い出が香るこの場所から

(だれもいないむかいのせき)

誰もいない向かいの席

(いつまでもぼくはひとりで)

いつまでも僕は独りで

(とびらひらくたびうしろふりかえる)

扉開くたび　後ろ振り返る

(あなたがいまもほほえみうかべてぼくの)

あなたが今も　微笑み浮かべて僕の

(そばにいるきがして)

そばに居る気がして

(いまもだきつづけるむねのいたみおもいでがかおるこのばしょから)

今も抱き続ける　胸の痛み　思い出が香るこの場所から

(だれもいないむかいのせきいつまでもぼくはあなたを)

誰もいない向かいの席　いつまでも僕はあなたを

(だきしめてよあのひのようにどこまでも)

抱きしめてよ　あの日のように　どこまでも

(ふたりはいっしょだと)

二人は一緒だと

(だれもいないむかいのせきいつまでもあなただけを)

誰もいない向かいの席　いつまでもあなただけを

(まちつづけてる)

待ち続けてる