第59回 スピード検定試験1

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第59回(令和元年12月)スピード検定試験
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 たかちゃん 6568 S+ 6.7 97.2% 373.3 2523 71 45 2024/03/14
2 もっふ 5877 A+ 6.2 94.6% 406.8 2534 143 45 2024/03/14
3 newton 5786 A+ 6.0 95.6% 417.5 2531 115 45 2024/02/12
4 かかし 4149 C 4.5 92.2% 558.4 2530 213 45 2024/03/12

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問題文

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(わたしたちをとりまくしぜんのなかには、さまざまないろがそんざいしています。)

私たちを取り巻く自然の中には、様々な色が存在しています。

(しょかのもりのみずみずしいみどりやたいようをあびてきらめくうみのあお、)

初夏の森のみずみずしい緑や太陽を浴びてきらめく海の青、

(こうようしたきぎのあかやおれんじ、)

紅葉した木々の赤やオレンジ、

(ゆきやまのまぶしいしろなど、しぜんはとてもからふるでうつくしいとかんじます。)

雪山の眩しい白など、自然はとてもカラフルで美しいと感じます。

(それらをめにするとき、こころをうごかされることもおおいでしょう。)

それらを目にするとき、心を動かされることも多いでしょう。

(こうしたおもいは、もじがそんざいするいぜんのじだいにいきたひとびともおなじだったようで、)

こうした思いは、文字が存在する以前の時代に生きた人々も同じだったようで、

(しぜんにちかいいろをかおやからだにぬったり、こころにのこるこうけいをえにのこしたりして、)

自然に近い色を顔や体に塗ったり、心に残る光景を絵に残したりして、

(せいかつのなかにとりこもうとしたようです。)

生活の中に取り込もうとしたようです。

(しかし、たんにあざやかなみどりいろのはっぱをそのまましぼってみても、)

しかし、単に鮮やかな緑色の葉っぱをそのまま絞ってみても、

(うつくしいあおいろのうみにひたしても、そのもののいろをひょうげんできるわけではありません。)

美しい青色の海に浸しても、そのものの色を表現できるわけではありません。

(それではわれわれじんるいは、どのようにしていろをひょうげんしてきたのでしょうか。)

それでは我々人類は、どのようにして色を表現してきたのでしょうか。

(19せいきになってかがくてきなごうせいがかのうとなるまえは、)

19世紀になって科学的な合成が可能となる前は、

(しぜんのなかにあるべつのぶっしつからつくりだしてつかっていたそうです。)

自然の中にある別の物質から作り出して使っていたそうです。

(げんりょうとなったのは、つちやきのね、きんぞくやいしなどさまざまですが、)

原料となったのは、土や木の根、金属や石など様々ですが、

(もやしてけずったりすりつぶしたりしてふんまつにすることで)

燃やして削ったりすりつぶしたりして粉末にすることで

(つかいやすくしていたとされています。)

使いやすくしていたとされています。

(また、かみやぬの、とうきなどなににえがくかによってげんりょうをかえたり、)

また、紙や布、陶器など何に描くかによって原料を変えたり、

(まぜあわせたりしていました。)

混ぜ合わせたりしていました。

(さて、ちゃくしょくができるもののひとつにがんりょうがあります。)

さて、着色ができるものの一つに顔料があります。

(きょうかしょなどでしょうかいされているふるいへきがのしゃしんをみたことはありませんか。)

教科書などで紹介されている古い壁画の写真を見たことはありませんか。

など

(すうまんねんものじかんがけいかしているにもかかわらず、)

数万年もの時間が経過しているにもかかわらず、

(ぼんやりではあってもなにがえがかれているかわかります。)

ぼんやりではあっても何が描かれているか分かります。

(ひかりがとどかないばしょにほぞんされていたこともあるでしょうが、)

光が届かない場所に保存されていたこともあるでしょうが、

(しようされていたのがおもにこうぶつをげんりょうとしたがんりょうであったことも、)

使用されていたのが主に鉱物を原料とした顔料であったことも、

(おおきなよういんのひとつだとされています。)

大きな要因の一つだとされています。

(それはつちやき、かいがらをもやし、)

それは土や木、貝殻を燃やし、

(そのはいをみずやどうぶつのあぶらなどとまぜてつくられていました。)

その灰を水や動物の脂などと混ぜて作られていました。

(ひかくてきりゅうしがおおきいためとけにくく、せっちゃくようのぶっしつをひつようとしますが、)

比較的粒子が大きいため溶けにくく、接着用の物質を必要としますが、

(たいきゅうせいにすぐれしあがりがくっきりするので、)

耐久性に優れ仕上がりがくっきりするので、

(いまでもにほんがのざいりょうとしてつかわれています。)

今でも日本画の材料として使われています。

(ちなみに、こだいのひとびとがかおにぬっていたので)

ちなみに、古代の人々が顔に塗っていたので

(このよびなになったというせつがあります。)

この呼び名になったという説があります。

(もうひとつはそれよりもずっとあとのじだいにうまれたとされるせんりょうです。)

もう一つはそれよりもずっと後の時代に生まれたとされる染料です。

(しかし、そのはじまりをとくていするのはむずかしいとされています。)

しかし、その始まりを特定するのは難しいとされています。

(なぜかというと、つかうたいしょうがいるいをはじめとするせんいだったため、)

なぜかというと、使う対象が衣類をはじめとする繊維だったため、

(れっかがはやく、ちょうきかんのほぞんがかなわなかったからです。)

劣化が早く、長期間の保存がかなわなかったからです。

(へきがのようにくわしくしらべることができるぶっしょうがあまりにすくないのです。)

壁画のように詳しく調べることができる物証があまりに少ないのです。

(しかし、きげんぜん1600ねんごろのちちゅうかいえんがんで、)

しかし、紀元前1600年ごろの地中海沿岸で、

(かいのみからさいしゅしたえきたいでぬのをそめていたことがきろくにのこされているようです。)

貝の身から採取した液体で布を染めていたことが記録に残されているようです。

(くだいてないぞうをとりだし、)

砕いて内臓を取り出し、

(そのぶんぴつぶつをいとなどにすりこんでにっこうにあててはっしょくさせていたとされています。)

その分泌物を糸などに擦り込んで日光に当てて発色させていたとされています。

(これはきれいなあかみのむらさきいろになりますが、)

これは綺麗な赤みの紫色になりますが、

(ろいやるぱーぷるとよばれるほどきちょうでこうきなものとしてあつかわれていました。)

ロイヤルパープルと呼ばれるほど貴重で高貴なものとして扱われていました。

(じんるいは、いつのじだいもしぜんのいろにあこがれをもち、)

人類は、いつの時代も自然の色に憧れを持ち、

(そのなかでいろになりえるものはなんでもりようしてきたのです。)

その中で色になり得るものはなんでも利用してきたのです。

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