Sign

(とどいてくれるといいな)

届いてくれるといいな

(きみのわかんないところで)

君の分かんないところで

(ぼくもいまかなでてるよ)

僕も今　奏でてるよ

(そだたないでしおれてたしんめみたいなおもいを)

育たないで萎れてた新芽みたいな音符を

(ふたつかさねてならすはーもにー)

二つ重ねて鳴らすハーモニー

(「ありがとう」と「ごめんね」を)

「ありがとう」と「ごめんね」を

(くりかえしてぼくら)

繰り返して　僕ら

(ひとこいしさをつみきみたいにのせてゆく)

人恋しさを積み木みたいに乗せてゆく

(ありふれたじかんがいとしくおもえたら)

ありふれた時間が愛しく思えたら

(それはあいのしわざとちいさくわらった)

それは“愛の仕業”と　小さく笑った

(きみがみせるしぐさ)

君が見せる仕草

(ぼくにむけられてるさいん)

僕に向けられてるサイン

(もうなにひとつみおとさない)

もう　何ひとつ見落とさない

(そんなことをかんがえている)

そんなことを考えている

(たまにむとんちゃくなことばでよごしあって)

たまに無頓着な言葉で汚し合って

(たがいのみじゅくさにいやけがさす)

互いの未熟さに嫌気がさす

(でもいつかははだかになり)

でも　いつかは裸になり

(あまいたいおんにふれて)

甘い体温に触れて

(やさしさをみせつけあう)

優しさを見せつけ合う

(にてるけどどこかちがう)

似てるけど　どこか違う

(だけどおなじにおい)

だけど同じ匂い

(からだでもこころでもなくあいしている)

身体でも心でもなく愛している

(わずかだってあかりがこころにともるなら)

僅かだって　明かりが心に灯るなら

(たいせつにしなきゃとぼくらはちかった)

大切にしなきゃ　と僕らは誓った

(めぐりあったすべてのものから)

めぐり逢ったすべてのものから

(おくられるさいん)

送られるサイン

(もうなにひとつみのがさない)

もう　何ひとつ見逃さない

(そうやってくらしてゆこう)

そうやって暮らしてゆこう

(りょくどうのこもれびがきみにあたってゆれる)

緑道の木漏れ日が君にあたって揺れる

(ときのうつくしさとざんこくさをしる)

時間の美しさと残酷さを知る

(のこされたじかんがぼくらにはあるから)

残された時間が僕らにはあるから

(たいせつにしなきゃとちいさくわらった)

大切にしなきゃ　と小さく笑った

(きみがみせるしぐさ)

君が見せる仕草

(ぼくをつよくさせるさいん)

僕を強くさせるサイン

(もうなにひとつみおとさない)

もう　何ひとつ見落とさない

(そうやってくらしてゆこう)

そうやって暮らしてゆこう

(そんなことをかんがえている)

そんなことを考えている