きみとぼくのなかで

(いいたいこともいえないでなにがかっこいいんだろう)

言いたいことも言えないでなにがカッコいいんだろう

(でもだれかをきずつけるよりましだっておもっていた)

でも誰かを傷つけるよりマシだって思っていた

(いいたいことをいうだけでなんでせつないんだろう)

言いたいことを言うだけでなんで切ないんだろう

(そのとびだしてったことばのしっぽすらつかめない)

その飛び出してったコトバのしっぽすらつかめない

(まどのむこうこおりつくそのすがたおいかける)

窓の向こう凍りつく その姿追いかける

(ずっとさがしつづけていたふかく)

ずっと探し続けていた 深く

(きみのなかでぼくのなかでなりひびくあいのうた)

きみのなかで ぼくのなかで 鳴り響く愛の歌

(こころのおくうんとつよくつながってるだろう)

ココロの奥 うんと強く つながってるだろう

(きみのなかでぼくのなかでけすこともできない)

きみのなかで ぼくのなかで 消すこともできない

(おんなじひびきがきこえてる)

おんなじ響きが 聞こえてる

(いいたいことがいえたならきっとうれしいんだろう)

言いたいことが言えたならきっと嬉しいんだろう

(いまなにもいいたくないほどのかなしみにあふれてる)

今 何も言いたくないほどのカナシミに溢れてる

(いつだってふたしかでがらすのようなせかいを)

いつだって不確かで 硝子のような世界を

(ずっとあるきつづけてきたふたり)

ずっと歩き続けてきた ふたり

(きみのなかでぼくのなかでなりひびくあいのうた)

きみのなかで ぼくのなかで 鳴り響く愛の歌

(こんなもろくこんなたやすくとぎれやしないだろう)

こんな脆く こんなたやすく 途切れやしないだろう

(きみのなかでぼくのなかでごまかしきれない)

きみのなかで ぼくのなかで ごまかしきれない

(おんなじいたみがにじんでる)

おんなじ痛みが にじんでる

(きみのなかでぼくのなかで)

きみのなかで ぼくのなかで

(きみのなかでぼくのなかでなりやまぬあいのうた)

きみのなかで ぼくのなかで 鳴り止まぬ愛の歌

(ときのながれひびのなかでつながってくだろう)

時の流れ 日々のなかで つながってくだろう

(きみのなかでぼくのなかでけすこともできない)

きみのなかで ぼくのなかで 消すこともできない

(おんなじひびきがきこえてる)

おんなじ響きが 聴こえてる