嘘つき

(ほかにすきなひとができたとか)

他に好きな人が出来たとか

(いってくれたほうがよかった)

言ってくれた方が良かった

(あなたのとつぜんのこくはく)

あなたの突然の告白

(まだうまくのみこめないまま)

まだうまくのみ込めないまま

(どうしてなのなんでなのって)

どうしてなの？何でなの？って

(あなたはこまったかおした)

あなたは困った顔した

(それからわたしのなみだは)

それから　私の涙は

(とまらなくなった)

止まらなくなった

(あいしたじかんもかさねたことばも)

愛した時間も　重ねた言葉も

(わたしだけがしんじていたの)

私だけが信じていたの？

(きずつくだけだとわかっていても)

傷つくだけだと　分かっていても

(なんどもあなたにあいにゆくわたしを)

何度もあなたに会いにゆく私を

(きらいだといってだきしめないで)

嫌いだと言って　抱き締めないで

(あなたがわたしをうそつきにする)

あなたが　私を嘘つきにする

(ちゅうとはんぱなやさしさが)

中途半端な優しさが

(あなたはいつもとくいだね)

あなたは　いつも得意だね

(それとわたしにむけられた)

それと私に向けられた

(さいごのこたえなのかな)

最後の答えなのかな

(わすれなくちゃわすれようって)

忘れなくちゃ　忘れようって

(おもうたびにあなたがまた)

思うたびに　あなたがまた

(よけいにわたしのむねのなか)

余計に私の胸の中

(きざみこまれてゆく)

刻み込まれてゆく

(ゆめみたみらいもゆるしたなみだも)

夢見た未来も　許した涙も

(ふたりならみえるとおもってた)

二人なら見えると思ってた

(あいたいきもちがじゃまをするから)

会いたい気持ちが　邪魔をするから

(あなたのぬくもりはやくけしさりたい)

あなたのぬくもり　早く消し去りたい

(さよならといってごまかさないで)

サヨナラと言って　誤魔化さないで

(あなたがわたしをうそつきにする)

あなたが　わたしを嘘つきにする

(あいたいおもいがあなたをとおざけた)

会いたい想いが　あなたを遠ざけた

(きずつくだけだとわかっていても)

傷つくだけだと　分かっていても

(なんどもあなたにあいにゆくわたしを)

何度もあなたに会いにゆく私を

(きらいだといってだきしめないで)

嫌いだと言って　抱き締めないで

(あなたがわたしをうそつきにする)

あなたが　私を嘘つきにする

(このままわたしは)

このまま　私は

(うそつきがいい)

嘘つきがいい