ユリイカ／people in the box

(たいへんだくつがぬげてきみはきえた)

大変だ靴が脱げて　君は消えた

(めをあければそこにはなにもない)

目を開ければ　そこには何もない

(たのしいこともかなしいこともにどとはおもいだせない)

楽しいことも悲しいことも　二度とは思い出せない

(あけがたのぼくらときたらさけをたくさんのんでかみがみにあった)

明け方の僕らときたら　酒をたくさん飲んで神々に会った

(かぜにおれてひるがえるそらにかざしたあまがさ)

風に折れてひるがえる　空にかざした雨傘

(かのじょはゆいいつのよげんしゃおとこたちはみみをそばだててる)

彼女は唯一の預言者　男達は耳をそばだててる

(ひわいなことばせいなるてひびくでんわのこーる)

卑/猥な言葉 聖なる手　響く電話のコール

(はこのなかにはみかけはなにもない)

箱の中には　見かけは何もない

(それがぼくらのかいけつさくさふこうのたねをかりとる)

それが僕らの解決策さ　不幸の種を刈り取る

(わらいがとまらないきみにはつみなんてげーむだった)

笑いが止まらない　君には罪なんてゲームだった

(ぬれたしばふにころがってばつをまちつづけている)

濡れた芝生に転がって　罪を待ち続けている

(ゆだがぼくらをわらわせている)

ユダが僕らを笑わせている

(はこのなかにはみかけはなにもない)

箱のなかには　見かけは何もない

(それがぼくらのはじまりだったいしきはかくせいしっぱなし)

それが僕らの始まりだった　意識は覚醒しっぱなし

(きみがわすれてきえたまちしろいからだにあかいえをえがく)

君が忘れて消えた街　白いからだに赤い絵を描く

(ゆりいかひかりをゆりいかひかりを)

ユリイカ光を　ユリイカ光を

(まぶしすぎてさくらやみのようだもうゆめにおちない)

眩しすぎてさ暗闇のようだ　もう夢に堕ちない

(うたをうたおうはしるきゅうきゅうしゃのなか)

うたを歌おう　走る救急車のなか

(きみのもちじかんはあとはっしょうせつ)

君の持ち時間は あと8小節