洒落枯れ坊主と花一匁

(めいていあわいよるのまち)

酩酊 淡い夜の街

(めぐりたどりつくざことあかんぼう)

めぐりたどり着く 雑魚と赤ん坊

(ひとりまたたきねこだきがらんどうどうせなんもないんでしょう)

一人瞬き 猫抱き がらんどう どうせなんもないんでしょう

(おれとてぃーちたーちほほえむどあのぶ)

俺とてぃーちたーち 微笑むドアノブ

(こんごめんどうみないさかいもく)

今後面倒見無いさ 皆目

(ふろあがりのぐちこぼしあなたへ)

風呂上りの愚痴こぼし貴方へ

(みわくのこげまたひとつこがねいろのうた)

魅惑の焦げ又一つ黄金色の唄

(ゆれるだいたいならせごんぐを)

揺れる大腿 鳴らせゴングを

(いまもたいがいはじからはじまでせんねんこらえな)

今も大概 端から端まで千年堪えな

(もれぬしょうはいほいほいじょうちゃん)

盛れぬ勝敗 ほいほい嬢ちゃん

(みぎてひとつどなたかあやめてこんどまたあそびましょう)

右手一つ どなたか殺めて 今度また遊びましょう

(あいつられんれんくちさきとがらせさんざんだまったしまいにゃ)

あいつら恋々 口先尖らせ 散々黙った仕舞いにゃ

(いまもどんどんあたりほうけてはじごくへおいでませ)

今もどんどん 当たり惚けては 地獄へおいでませ

(だんだんたゆたうとうしんかすめるにおいとからんで)

だんだん揺蕩う頭身 霞める匂いと絡んで

(ざんにんえだつきべんぜんじゃあまたらいせ)

残忍 枝付きベンゼン じゃあまた来世

(さいていうかぶはこぶねめぐりたどりおいかけるじょうすいじょう)

最低 うかぶ方舟 めぐりたどりおいかける浄水場

(ふたりほとぼりつくすがいかんのすきはどうせないんでしょう)

ふたりほとぼり尽くす外観の 隙はどうせないんでしょう

(みとらないでよこよいのまざーぐーす)

看取らないでよ 今宵のマザーグース

(かだいむりやりいやになるとーとろじー)

過大 無理やり嫌になるトートロジー

(おれのふじゅのねがいかなえあしもそろえ)

俺の膚受の願い叶え 足も揃え

(おまえにはなつうすにびいろのうた)

お前に放つ薄鈍色の唄

(ころせだいだいせきのこえにも)

殺せ橙々 関の声にも

(あなたぞんざいなのおかねなどどうでもいいのさ)

あなたぞんざいなの お金などどうでもいいのさ

(しょうしせんばんときにはじょうちゃん)

笑止千万 時には嬢ちゃん

(さいたひとつのはなまでからしてまるのみされこうべ)

咲いた一つの花まで枯らして丸飲み 去れコウベ

(きのうもぜんぜんうたたねまちぼうけうそのあふれるよいどれ)

昨日も全然 うたた寝待ち呆け 嘘の溢れる酔いどれ

(いまもどんどんさらしのこえならせくそくらえのさいえい)

今もどんどん晒しの声ならせ クソ喰らえの才英

(けんぜんなものからなぶるいのちのうりかいよそめに)

健全なものから嬲る 命の売り買い余所眼に

(ごうじょうにもながれでるのじゃああとよろしくね)

強情にも流れ出るの じゃああとよろしくね

(あいつられんれんくちさきとがらせさんざんだまったしまいにゃ)

あいつら恋々 口先尖らせ 散々黙った仕舞いにゃ

(いまもどんどんあたりほうけてはじごくへおいでませ)

今もどんどん 当たり惚けては 地獄へおいでませ

(だんだんたゆたうとうしんかすめるにおいとからんで)

だんだん揺蕩う頭身 霞める匂いと絡んで

(ざんにんえだつきべんぜんじゃあまたらいせ)

残忍 枝付きベンゼン じゃあまた来世