虹/菅田将暉

(ないていいんだよ)

泣いていいんだよ

(そんなひとことにぼくはすくわれたんだよ)

そんな一言に僕は救われたんだよ

(ほんとにありがとう)

ほんとにありがとう

(なさけないけれどだらしないけれど)

情けないけれどだらしないけれど

(きみをおもうことだけであしたがかがやく)

君を想う事だけで明日が輝く

(ありのままのふたりでいいよ)

ありのままの二人でいいよ

(ひだまりみつけてあそぼうよ)

陽だまりみつけて遊ぼうよ

(べらんだでみずをやるきみの)

ベランダで水をやる君の

(あしもとにちいさなにじねぇ)

足元に小さな虹ねぇ

(いっしょうそばにいるからいっしょうそばにいて)

一生そばにいるから一生そばにいて

(いっしょうはなれないようにいっしょうけんめいに)

一生離れないように一生懸命に

(きつくむすんだめがほどけないように)

きつく結んだ目がほどけないように

(かたくつないだてをはなさないから)

かたくつないだ手を離さないから

(ままのやさしさとぱぱのなきむしは)

ママの優しさとパパの泣き虫は

(まるでぼくらのようでさみらいがいとしい)

まるで僕らのようでさ未来が愛しい

(おおきなゆめじゃなくていいよ)

大きな夢じゃなくていいよ

(じぶんらしくいれたらいいよ)

自分らしくいれたらいいよ

(ひとりぼっちまよったときは)

ひとりぼっち迷った時は

(あのころをおもいだしてああ)

あの頃を思い出してああ

(さみしいよるをはんぶんぼくにあずけてほしい)

さみしい夜を半分僕に預けて欲しい

(うれしいひびはじゅうぶんにわらいあっていたい)

うれしい日々は十分に笑い合っていたい

(どんなことばでもたりないよな)

どんな言葉でも足りないよな

(きみのぬくもりにふれたせいかな)

君のぬくもりに触れたせいかな

(かぞくやともだちのことこんなぼくのこと)

家族や友達のことこんな僕のこと

(いつもだいじにわらうからなけてくるんだよ)

いつも大事に笑うから泣けてくるんだよ

(なんにもなかったそらにぽつんとかがやいていた)

何にもなかった空にぽつんと輝いていた

(「ありがとう」にかわることばずっとさがしていたんだ)

「ありがとう」に代わる言葉ずっと探していたんだ

(いっしょうそばにいるからいっしょうそばにいて)

一生そばにいるから一生そばにいて

(いっしょうはなれないようにいっしょうけんめいに)

一生離れないように一生懸命に

(きつくむすんだめがほどけないように)

きつく結んだ目がほどけないように

(かたくつないだてをはなさないから)

かたくつないだ手を離さないから

(はなさないから)

離さないから