黒のユートピア

(うでどけいがひかるみちたりたかお)

腕時計が光る　満ち足りた顔

(とくいげにかたるじんせいのかち)

得意げに語る人生の価値

(あのひのあなたはどこへやらためいきとともにだきよせた)

あの日のあなたはどこへやら　溜息と共に抱き寄せた

(いつまでみてるのがらくたになったそのゆびわ)

いつまで見てるの　ガラクタになったその指輪

(まぶたをひらいて)

瞼を開いて

(ほらほらきがついた)

ほら　ほら　気が付いた

(しょせんはおばかなどうぶつわたしたちいま)

所詮はお馬鹿な動物　私たち今

(おかざりのじょうしきなげすてちゃってけものになるの)

お飾りの常識投げ捨てちゃって獣になるの

(こわしてあげるわそいつのくだらないあい)

壊してあげるわそいつの　くだらない愛

(なみだおちるまえにくろのゆーとぴあ)

涙落ちる前に　黒のユートピア

(もうわすれたかしらおしえてくれる)

もう忘れたかしら　教えてくれる

(わたしもやりがいかんじたいのよもとめたせかいのはずだというのに)

私もやりがい感じたいのよ　求めた世界のはずだというのに

(うつろなえがおのいみはなに)

虚ろな笑顔の意味は何

(あわないくちびるどこかふしぜんなえぴそーど)

合わない唇　どこか不自然なエピソード

(きえないわのあと)

消えない輪の跡

(ああああわかっちゃった)

ああ　ああ　分かっちゃった

(しょせんはおもちゃのにんぎょうわたしだけいま)

所詮はおもちゃの人形　私だけ今

(くだらないげんそうみせられちゃっていいきになるの)

くだらない幻想見せられちゃっていい気になるの

(かわらずめをつぶったらひろがるでじゃヴ)

変わらず目を瞑ったら広がるデジャヴ

(わらいとまらないわくろのらぷそでぃ)

笑い止まらないわ　黒のラプソディ

(ほんとうはあいしていたのうれしかったの)

本当は愛していたの　嬉しかったの

(こんかいこそひとになれるってきたいしていたの)

今回こそ人になれるって期待していたの

(こんどはあなたのばんよわたしのように)

今度はあなたの番よ　私のように

(あやしてくれるでしょう)

あやしてくれるでしょう

(しょせんはおばかなどうぶつわたしだけいま)

所詮はお馬鹿な動物　私だけ今

(おかざりのじょうしきなげすてちゃってけものになるの)

お飾りの常識投げ捨てちゃって　獣になるの

(こわしてあげるわあなたのたいせつなあい)

壊してあげるわあなたの　大切な愛

(なみだおちるままにくろのゆーとぴあ)

涙落ちるままに　黒のユートピア