心中デイト/女王蜂

(こんやふたりはやくそくをとげる)

今夜二人は約束を遂げる

(あんしんをすててえいえんへかける)

安心を捨てて永遠へ賭ける

(ごまかしきれないしんじつはひとつ)

ごまかしきれない真実はひとつ

(かたわれをみつけあえたんだふたり)

かたわれを見つけ合えたんだふたり

(やけいをにらんできみのてをにぎる)

夜景を睨んできみの手を握る

(かいそうがめぐりめーたーはふれる)

回想が巡りメーターは振れる

(どこだっていいよここじゃないばしょへいこう)

どこだっていいよ、ここじゃない場所へ行こう

(たとえなにもなくても)

たとえ、何もなくても

(しんじゅうでいとにじみきったおもいでも)

心中デイト 滲みきった思い出も

(つぎはなにかになれるはず)

次は何かになれる筈

(たとえばなしにゆめみていまは)

例え話に夢見て今は

(きみとあなたとしんじゅうでいと)

きみとあなたと 心中デイト

(ふりかえらなけりゃこんなにしずかで)

振り返らなけりゃ こんなに静かで

(わらっちゃうくらいだれにもとめられない)

笑っちゃうくらい誰にも止められない

(いまごろでんわはなりつづけてるかな)

今頃電話は鳴り続けてるかな

(さがされたとしてやめれるのはふたりだけ)

探されたとして やめれるのはふたりだけ

(おわりかたならほらまだえらべるでしょ)

終わりかたなら ほら まだ 選べるでしょ

(のびきったさいしゅうわをすてて)

伸びきった最終話を捨てて

(ことばよりつよいますいと)

言葉より強い麻酔と

(わかさににたよなじしんで)

若さに似たよな自信で

(やっぱりこわいねこころをひたして)

「やっぱり怖いね」心を浸して

(しんじゅうでいとにじみきったおもいでも)

心中デイト 滲みきった思い出も

(たとえなにもなくても)

たとえ、何もなくても

(にじみきったおもいでも)

滲みきった思い出も

(どうじにのんでこうごにむせて)

同時に飲んで交互に噎せて

(いっしょにちってしまえるのに)

一緒に散ってしまえるのに

(ぼくらはなんでふたりひとつに)

ぼくらはなんでふたりひとつに

(うまれてこなかったんだろう)

生まれてこなかったんだろう

(しんじゅうでいとにじみきったおもいでも)

心中デイト 滲みきった思い出も

(つぎはなにかになれるはず)

次は何かになれる筈

(たとえばなしにゆめみていまは)

例え話に夢見て今は

(きみとあなたとしんじゅうでいと)

きみとあなたと心中デイト