ニア／夏代孝明

(ねえにあ)

ねえ　ニア

(だれかをわらいとばさなきゃ)

誰かを笑い飛ばさなきゃ

(じぶんをゆるせないような)

自分を許せないような

(くだらないにんげんのこと)

くだらない人間のこと

(きみはどうおもう)

キミはどう思う？

(ねえにあ)

ねえ　ニア

(たにんのほはばをながめて)

他人の歩幅を眺めて

(いみもなくかけあしになる)

意味もなく駆け足になる

(つまらないにんげんのこと)

つまらない人間のこと

(きみはどうおもうねえにあ)

キミはどう思う？　ねえニア

(ねえにあ)

ねえ　ニア

(えがおですごすひびを)

笑顔で過ごす日々を

(あたりまえとおもうような)

当たり前と思うような

(ごうまんなにんげんのこと)

傲慢な人間のこと

(きみはどうおもう)

キミはどう思う？

(かたちのないふたしかなものは)

カタチのない　フタシカナモノは

(いつだってけいさんをくるわせてしまうの)

いつだって　ケイサンをクルワセテしまうの

(だけど)

だけど

(ああぼくはまだしんじてる)

ああ　僕はまだ信じてる

(こころないきみにといかけたのは)

ココロないキミに問いかけたのは

(きみのてがぼくよりも)

キミの手が　僕よりも

(あたたかかったからさ)

あたたかかったからさ

(ねえにあ)

ねえ　ニア

(こどものころにみてた)

子供の頃に見てた

(あのゆめのつづきがこんな)

あの夢の続きがこんな

(みらいにつながってたこと)

未来に繋がってたこと

(きみはどうおもう)

キミはどう思う？

(ああぼくはまたかんちがい)

ああ　僕はまた勘違い？

(あすのないくらいこのそらのした)

明日のない暗いこの宇宙の下

(きみのてがぼくよりも)

キミの手が　僕よりも

(ふるえていたきがした)

ふるえていた気がした

(ねえにあ)

ねえ　ニア

(だれかをわらいとばさなきゃ)

誰かを笑い飛ばさなきゃ

(じぶんをゆるせないような)

自分を許せないような

(くだらないぼくたちのこと)

くだらない僕たちのこと

(きみはどうおもう)

キミはどう思う？

(ああぼくはまだきたいしてる)

ああ　僕はまだ期待してる

(ぼろぼろでもうみるかげもないけれど)

ボロボロでもう見る影もないけれど

(きみがいるこのほしを)

キミがいるこの地球を

(わすれたくはないんだよ)

忘れたくはないんだよ

(ああぼくはまだしんじてる)

ああ　僕はまだ信じてる

(ねむらないきみにといかけたのは)

ネムラナイキミに問いかけたのは

(きみのてがぼくよりも)

キミの手が　僕よりも

(あたたかかったからさ)

あたたかかったからさ

(あたたかかったからさ)

あたたかかったからさ