不思議の国のアリス 4

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投稿者投稿者ローズマリーいいね7お気に入り登録
プレイ回数5387難易度(4.2) 4369打 長文 長文モード可
原作 ルイス・キャロル
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 やまちやまちゃん 4607 C++ 4.7 97.9% 917.0 4315 90 94 2024/03/21
2 yu 3441 D 3.7 92.3% 1149.1 4311 356 94 2024/04/09

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問題文

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(すこしいくと、きれいないえがありました。)

少し行くと、きれいな家がありました。

(どあには、「えいのぎさう」とかいてあります。)

ドアには、「えい の ぎさう」と書いてあります。

(「うさぎさん、ここがあなたのいえね。でもひょうさつがさかさまだわ」)

「うさぎさん、ここがあなたの家ね。でも表札がさかさまだわ」

(ありすがいうと、うさぎはおこってこたえました。)

アリスが言うと、うさぎは怒って答えました。

(「そんなことはどうでもいい。おまえはさっさといえにはいって、)

「そんなことはどうでもいい。お前はさっさと家に入って、

(てぶくろとせんすをとってくるんだ」)

手袋と扇子を取ってくるんだ」

(「そんなにいばることはないでしょ?)

「そんなに威張ることはないでしょ?

(わたしはうさぎのめしつかいじゃないんですからね」ありすもおこっていいました。)

私はうさぎの召使いじゃないんですからね」アリスも怒って言いました。

(「めしつかいじゃないって?おまえはめりあんじゃないか。)

「召使いじゃないって?お前はメリアンじゃないか。

(めりあんはうさぎのめしつかいだぞ」)

メリアンはうさぎの召使いだぞ」

(「わたしはありすです。めりあんじゃありません」)

「私はアリスです。メリアンじゃありません」

(「おまえはめりあんだ、ありすじゃないぞ。いうことをきいて、てぶくろとせんすを)

「お前はメリアンだ、アリスじゃないぞ。言うことを聞いて、手袋と扇子を

(とってこないと、ひどいめにあわせてやるからな」うさぎはいばっています。)

取ってこないと、ひどいめにあわせてやるからな」うさぎは威張っています。

(「いうことをきいて、うさぎのてつだいをしたほうが、いいかもしれないわ」)

「いうことを聞いて、うさぎの手伝いをしたほうが、いいかもしれないわ」

(ありすは、そうおもいました。ふつうのありすなら、うさぎなんかなんでもありません)

アリスは、そう思いました。普通のアリスなら、うさぎなんか何でもありません

(でも、いまのありすはねずみとおなじおおきさです。うさぎにかみつかれては)

でも、今のアリスはねずみと同じ大きさです。うさぎにかみつかれては

(おおけがをしないともかぎりません。)

大けがをしないとも限りません。

(「わかったわ。てぶくろとせんすをとってくるわ」)

「わかったわ。手袋と扇子を取ってくるわ」

(ありすはいって、うさぎのいえにはいっていきました。)

アリスは言って、うさぎの家に入って行きました。

(「きょうは、ほんとにおかしなひだわ。わたしがうさぎのめしつかいになるなんて。)

「今日は、ほんとにおかしな日だわ。私がうさぎの召使いになるなんて。

など

(これでは、そのうちに、ねこのめしつかいにもなってしまうわ。)

これでは、そのうちに、猫の召使いにもなってしまうわ。

(ねこはわたしにいいつける。ありすや、わたしがみるくをのんでいるあいだ、)

猫は私に言いつける。アリスや、私がミルクを飲んでいる間、

(ねずみがにげないように、みはっているんだよ、なんて・・・」)

ねずみが逃げないように、見張っているんだよ、なんて・・・」

(そんなことをかんがえて、ありすは、くすくすわらいだしました。)

そんなことを考えて、アリスは、くすくす笑い出しました。

(うさぎのいえはちいさくて、てぶくろとせんすは、すぐにみつかりました。)

うさぎの家は小さくて、手袋と扇子は、すぐに見つかりました。

(「あったわ、これでいいのね」)

「あったわ、これでいいのね」

(ありすは、てぶくろとせんすをもって、いえからでようとしました。)

アリスは、手袋と扇子を持って、家から出ようとしました。

(すると、てぶくろのそばにおいてある、ちいさなびんがめについたのです。)

すると、手袋のそばに置いてある、小さなびんが目についたのです。

(「わたしをのみなさい」)

【わたしを のみなさい】

(びんには、そうかいてあります。)

びんには、そう書いてあります。

(「のんでみるわ。きっとまた、なにかおもしろいことがおこるのでしょうから」)

「飲んでみるわ。きっとまた、なにか面白いことが起こるのでしょうから」

(ありすは、びんのなかのものをのみました。)

アリスは、びんの中のものを飲みました。

(「ちいさくなるのか、おおきくなるのか。おおきくなれるといいんだけど。)

「小さくなるのか、大きくなるのか。大きくなれるといいんだけど。

(うさぎのめしつかいなんて、もうこりごりですもの」)

うさぎの召使いなんて、もうこりごりですもの」

(ひとりごとをいっているうちに、ありすのあたまが、どしんとてんじょうにぶつかりました。)

独り言をいっているうちに、アリスの頭が、どしんと天井にぶつかりました。

(「まあ、おもったとおりおおきくなったわ。)

「まあ、思った通り大きくなったわ。

(でも、これではおおきくなりすぎではないかしら。)

でも、これでは大きくなりすぎではないかしら。

(わたし、いえからでられなくなってしまう」)

私、家から出られなくなってしまう」

(そういっているあいだにも、ありすは、ずんずんおおきくなります。)

そう言っている間にも、アリスは、ずんずん大きくなります。

(うさぎのいえは、ありすのからだでいっぱいになってしまいました。)

うさぎの家は、アリスの体でいっぱいになってしまいました。

(それでも、おおきくなるのはとまりません。)

それでも、大きくなるのは止まりません。

(「どうしよう。いまにいえがはれつしてしまうわ」)

「どうしよう。今に家が破裂してしまうわ」

(ありすのうでは、まどからはみだしました。あしはえんとつから、はみだしました。)

アリスの腕は、窓からはみだしました。足は煙突から、はみだしました。

(そこでやっと、おおきくなるのはおしまいになりました。)

そこでやっと、大きくなるのはおしまいになりました。

(「おおきくなりすぎだわ。これではうごけやしない」)

「大きくなりすぎだわ。これでは動けやしない」

(すこしでもうごいたら、うさぎのいえはばらばらになってしまうでしょう。)

少しでも動いたら、うさぎの家はばらばらになってしまうでしょう。

(ありすは、じっとしているほかありませんでした。)

アリスは、じっとしているほかありませんでした。

(「めりあんや、いったいなにをしているんだね。てぶくろとせんすをはやくもっておいで。)

「メリアンや、一体なにをしているんだね。手袋と扇子を早く持っておいで。

(いうことをきかないと、ひどいめにあわせるぞ」うさぎがよんでいます。)

言うことをきかないと、ひどいめにあわせるぞ」うさぎが呼んでいます。

(「とっくにひどいめにあっているわよ。わたしはここからでられないんですからね」)

「とっくにひどいめにあっているわよ。私はここから出られないんですからね」

(ありすはまどからはみだしているうでを、ふりまわしました。)

アリスは窓からはみ出している腕を、振り回しました。

(「ひゃあ、こいつはなんだい」びっくりしているこえがきこえてきます。)

「ひゃあ、こいつは何だい」びっくりしている声が聞こえてきます。

(「おーい、びる、きてくれよ。おおいそぎだ」)

「おーい、ビル、来てくれよ。大急ぎだ」

(うさぎはとんでいって、とかげのびるをよんできました。)

うさぎはとんで行って、とかげのビルを呼んできました。

(「いったい、こいつをなんだとおもうかね」)

「一体、こいつを何だと思うかね」

(まどからはみだしている、ありすのうでをみたびるはいいました。)

窓からはみ出している、アリスの腕を見たビルは言いました。

(「こいつは、にんげんのうでだとおもうよ」)

「こいつは、人間の腕だと思うよ」

(「やっぱりそうか。しかし、にんげんのうでがこんなところからでていてはじゃまだ。)

「やっぱりそうか。しかし、人間の腕がこんな所から出ていては邪魔だ。

(いえにはいれやしない。なんとかするから、ちからをかしてくれ」)

家に入れやしない。なんとかするから、力を貸してくれ」

(うさぎととかげのびるは、ちからをあわせてありすのうでをひっぱりました。)

うさぎとトカゲのビルは、力を合わせてアリスの腕を引っ張りました。

(「やめてよ。くすぐったいじゃないの」)

「やめてよ。くすぐったいじゃないの」

(ありすがうでをふりまわしたから、たまりません。うさぎととかげは)

アリスが腕を振り回したから、たまりません。うさぎととかげは

(ぽいと、なげとばされました。)

ぽいと、投げ飛ばされました。

(「たいへんだぞ、うさぎ。あんたのいえは、かいぶつにせんりょうされたらしい」)

「大変だぞ、うさぎ。あんたの家は、怪物に占領されたらしい」

(うさぎのいえのまわりは、おおさわぎです。)

うさぎの家の周りは、大騒ぎです。

(「おーい、ぱっと。ちからをかしてくれ」)

「おーい、パット。力を貸してくれ」

(「おーい、ういりあむ。はしごをかけるからてつだってくれよ」)

「おーい、ウイリアム。はしごをかけるから手伝ってくれよ」

(どしん、ばたんとおとをたてて、そとのみんなは、やねにはしごをかけました。)

どしん、ばたんと音を立てて、外のみんなは、屋根にはしごをかけました。

(「びる、いってようすをみてこい」うさぎがいいつけました。)

「ビル、行って様子を見てこい」ウサギが言いつけました。

(とかげのびるは、はしごをのぼってえんとつからいえのなかにはいろうとしました。)

とかげのビルは、はしごをのぼって煙突から家の中に入ろうとしました。

(ところが、えんとつにはありすのあしがはいっていたのです。)

ところが、煙突にはアリスの足が入っていたのです。

(「くすぐるのは、やめてといったでしょ」)

「くすぐるのは、やめてと言ったでしょ」

(ありすがおもいきりけとばしたから、たまりません。)

アリスが思い切り蹴とばしたから、たまりません。

(びるは、ぴょんとさんめーとるもとびあがりました。)

ビルは、ぴょんと三メートルも飛び上がりました。

(「びるがかいぶつにとばされたぞ。うちあげはなびのように、そらたかくうちあげられたぞ)

「ビルが怪物に飛ばされたぞ。打ち上げ花火のように、空高く打ち上げられたぞ

(「ほかのほうほうをかんがえよう。なんとかして、なかにいるかいぶつを)

「ほかの方法を考えよう。何とかして、中にいる怪物を

(おいださなければならない」)

追い出さなければならない」

(「おーい、みんな、いしをあつめてこい。いそげよ」)

「おーい、みんな、石を集めてこい。急げよ」

(たちまち、いしがとんできました。)

たちまち、石が飛んできました。

(はみだしているありすのうでに、ちいさないしがぴしりとぶつかります。)

はみ出しているアリスの腕に、小さな石がぴしりとぶつかります。

(えんとつからもいしのあめがふってきましたし、)

煙突からも石の雨が降ってきましたし、

(まどがらすをわってとんでくるいしもあります。)

窓ガラスを割って飛んでくる石もあります。

(いしのひとつが、ありすのかおにぶつかってゆかにおちました。)

石のひとつが、アリスの顔にぶつかって床に落ちました。

(おちたとたんに、ちいさないしはおかしになったのです。)

落ちたとたんに、小さな石はお菓子になったのです。

(「たすかったわ。このおかしをたべれば、きっとちいさくなれるでしょう。)

「助かったわ。このお菓子を食べれば、きっと小さくなれるでしょう。

(はやくにげださないと、いしとがらすのかけらで、きずだらけになってしまう」)

早く逃げ出さないと、石とガラスのかけらで、傷だらけになってしまう」

(ありすは、おかしをたべました。)

アリスは、お菓子を食べました。

(すると、たちまちちいさくなったので、すっとどあからぬけだして)

すると、たちまち小さくなったので、すっとドアから抜け出して

(くさのかげにかくれました。)

草のかげにかくれました。

(「あれ、まあ、でっかいうでがきえてしまったぞ」)

「あれ、まあ、でっかい腕が消えてしまったぞ」

(うさぎが、めをまるくしています。とかげのびるは、ねずみのぱっとに)

うさぎが、目を丸くしています。とかげのビルは、ねずみのパットに

(きつけぐすりをのませてもらっていました。)

気つけ薬を飲ませてもらっていました。

(ありすは、そっとにげだしました。)

アリスは、そっと逃げ出しました。

(ちいさくなってみると、とかげがおそろしくみえたからです。)

小さくなってみると、とかげが恐ろしく見えたからです。

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