魔女と僕

(あぁきみにちかづいたぶんだけ)

あぁ 君に近付いた分だけ

(あぁすいとられるんだ)

あぁ 吸い取られるんだ

(またうるんだこえでとなえるじゅもんひとつでぼくはにげられない)

また潤んだ声で唱える呪文ひとつで 僕は逃げられない

(わたしはいつもだれよりあなたのみかただよ)

私はいつも誰よりあなたの味方だよ

(あいするきみのためにできるのはみてみぬふりくらいだろう)

愛する君の為に出来るのは 見て見ぬ振りくらいだろう

(もうぼくはしっているしっているぼくだけじゃないってこと)

もう僕は知っている 知っている 僕だけじゃないってこと

(あぁまめなひとだっておもって)

あぁ マメな人だって思って

(きがつけばきみしかみえなくなって)

気が付けば 君しか見えなくなって

(きがあうんだねわたしもすきだよあのえいが)

気が合うんだね 私も好きだよ あの映画

(あいするきみのためにできるのはみてみぬふりくらいだろう)

愛する君の為に出来るのは 見て見ぬ振りくらいだろう

(もうぼくはしっているしっているここはてのひらのうえ)

もう僕は知っている 知っている ここは手のひらの上

(うまれながらにもったちからといきぬくなかおぼえたじゅもんで)

生まれながらに持った力と 生き抜く中覚えた呪文で

(それをぼくにつかったのはただのきまぐれだったの)

それを僕に使ったのは ただの気まぐれだったの？

(こんなはなしきいてくれてありがとう)

こんな話聞いてくれてありがとう

(わたしにとってあなたはとてもたいせつなひとだよ)

私にとってあなたはとても大切な人だよ

(あいするきみのためにできるのはみてみぬふりくらいだろう)

愛する君の為に出来るのは 見て見ぬ振りくらいだろう

(もうぼくはしっているしっているぼくだけじゃないってこと)

もう僕は知っている 知っている 僕だけじゃないってこと

(むねのくるしみにもなれてきた)

胸の苦しみにも慣れてきた

(ひどくばかなじぶんにもういやけがさしてる)

ひどく馬鹿な自分に もう嫌気がさしてる

(ぼくはおもう)

僕は思う

(はやくきみにあいたい)

はやく君に会いたい