鬱鬱

(これでもうなんどめだろう)

これでもう何度目だろう

(てがみをかくのは)

手紙を書くのは

(あいしたいあいされたい)

愛したい　愛されたい

(いえないおもいをつれて)

言えない想いを連れて

(あいがたりないからなにもたのしくない)

愛が足りないから何も楽しくない

(あいがたりなかったからおもいだせない)

愛が足りなかったから思い出せない

(あいがたりないからいきるりゆうがないわたしは)

愛が足りないから生きる理由がない私は

(あいされてたらやまないし)

愛されてたら病まないし

(がんばれるのに)

頑張れるのに

(あぁもううつになりたいそうなりたい)

あぁもう　鬱になりたい　躁なりたい

(いなくなりたいうつになりたい)

いなくなりたい　鬱になりたい

(それでしにたい)

それで死にたい

(でもどうせわたしはしねやしない)

でもどうせ私は死ねやしない

(どげざしてあやまれよ)

土下座して謝れよ

(なくくらいしてみせろよ)

泣くくらいしてみせろよ

(もうにどとあえないならよかったのに)

もう二度と逢えないなら　よかったのに

(くだらないせかいより)

くだらない世界より

(くだらないあなたより)

くだらないあなたより

(くだらないのはわたしだ)

くだらないのは私だ

(ちょうどいいたかさのびるを)

丁度いい高さのビルを

(みあげながらあるく)

見上げながら歩く

(どうせとべやしないけど)

どうせ飛べやしないけど

(むいしきにそうぞうして)

無意識に想像して

(そんなじぶんにつかれないとねむれない)

そんな自分に　疲れないと眠れない

(こころがなくなればわらえなくなるけど)

心が無くなれば　笑えなくなるけど

(つらさやかなしみもきえるから)

辛さや悲しみも消えるから

(そうしたらわたしは)

そうしたら私は

(いまあなたがいなくなっても)

今あなたがいなくなっても

(ひとりできっとだいじょうぶだとおもうから)

一人できっと大丈夫だと思うから

(たぶんもううつなんだそうなんだ)

多分もう　鬱なんだ　躁なんだ

(うつなんだそうなんだうつなんだ)

鬱なんだ　躁なんだ　鬱なんだ

(それでかたづけておわらせてほしい)

それで片付けて終わらせて欲しい

(おもいでにしないでよ)

想い出にしないでよ

(きれいにつくろうなよ)

キレイに繕うなよ

(わたしにはざんこくなきおくのまま)

私には残酷な記憶のまま

(くだらないせかいより)

くだらない世界より

(くだらないあなたより)

くだらないあなたより

(くだらないのはわたしだ)

くだらないのは私だ

(くだらないのはわたしだ)

くだらないのは私だ