瞳を閉じて、映す夢幻

(ゆめみるわたしはしずかにひとみをとざすだけでいい)

夢見る私は静かに瞳を閉ざすだけでいい

(いまもあざやかによみがえるはかなきむげんをだきしめて)

今も鮮やかに蘇るはかなき夢幻を抱きしめて

(ひそかにおもいをよせてたのいつでもやさしいきみだから)

密かに想いを寄せてたのいつでも優しい君だから

(ふだんのかいわもうれしくてこよいもおぼれむねをこがす)

普段の会話も嬉しくて今宵も溺れ胸を焦がす

(ああしりたいけどこわせないささいなしあわせを)

あぁしりたいけど壊せない些細な幸せを

(ひとりよぞらをみあげてはなきたくなるのきみのせいだよ)

ひとり夜空を見上げては泣きたくなるの君のせいだよ

(ゆめみるわたしはしずかにきたいにむねをおどらせ)

夢見る私は静かに期待に胸を躍らせ

(きみのひとみがみつめるさきわたしであれとねがいこめた)

君の瞳が見つめる先私であれと願い込めた

(ふみだすことがこわくてもかわることにおびえても)

踏み出すことが怖くても変わることに怯えても

(いつかりそうをあゆめるようにいのりににたきぼうをだいて)

いつか理想を歩めるように祈りに似た希望を抱いて

(かすかにおぼえたいわかんはいつわれぬむいしきをさとり)

かすかに覚えた違和感は偽れぬ無意識を悟り

(かなたへむけたあまいかおはいきがとまるほどむねをさす)

彼方へ向けた甘い表情（かお）は呼吸（いき）が止まる程胸を刺す

(もうしりたくなくてそらしたしあわせそうなふたり)

もう知りたくなくて逸らした幸せそうな2人

(あわいおもいでなぞってはなきたくなるのきみのせいだよ)

淡い思い出なぞっては泣きたくなるの君のせいだよ

(そしてひとしれずしずかにひとみをとざすだけでいい)

そして人知れず静かに瞳を閉ざすだけでいい

(きみのやさしさによいしれたひとりよがりのぶざまなこい)

君の優しさに酔いしれた独りよがりの無様な恋

(おとなくこぼれたしずくにひめたおもいをたくして)

音無く零れた雫に秘めた思いを託して

(あしたもきみとわらえるようにきょうまでのすべてをながした)

明日も君と笑えるように今日までの全てを流した

(むねのいたみをいだいたままそれでもかわらぬこいごころ)

胸の痛みを抱いたままそれでも変わらぬ恋心

(きせつはむじょうにめぐれどいたむおもいはかわらず)

季節は無常に巡れど痛む思いは変わらず

(あらたなかぜがせなかおせばねがうきみのしあわせ)

新たな風が背中押せば願う君の幸せ

(そしてひとしれずしずかにひとみをとざすだけでいい)

そして人知れず静かに瞳を閉ざすだけでいい

(きみのやさしさによいしれたひとりよがりのぶざまなこい)

君の優しさに酔いしれた独りよがりの無様な恋

(おとなくこぼれたしずくにひめたおもいをたくして)

音なく零れた雫に秘めた思いを託して

(あしたもきみとわらえるようにいままでのすべてをながした)

明日も君と笑えるように今までの全てを流した

(にどとかなうことはなくてもそれでもかわらぬこいごころ)

二度と叶うことはなくてもそれでも変わらぬ恋心