残酷な夢

(わたしのじゅみょうはあとどれくらい)

私の寿命はあとどれくらい？

(それはいえない)

それは言えない...

(はんぶんとってかまわない)

半分取って　構わない

(ぱぱとままがころされたとき わたしもしのうとおもったの)

パパとママが殺された時 私も死のうと思ったの

(みさ)

ミサ...

(きらにあえるならおしくない)

キラに会えるなら惜しく無い

(そう)

そう...

(わたしねぱぱとままがしんでから たのしいっておもったことなんかいちどもなかった)

私ね　パパとママが死んでから 楽しいって思った事なんか一度も無かった

(こころからうれしいとおもえたのは きらがはんにんをころしてくれたときだけ)

心から嬉しいと思えたのは キラが犯人を殺してくれた時だけ

(ぜったいにみつける)

絶対に見つける

(きらにあえるんだったら じゅみょうがはんぶんへるくらいなんでもない)

キラに会えるんだったら 寿命が半分減るくらい何でも無い

(あついおもいそれはまぼろしだ)

熱い想い　それは幻だ

(じぶんだますきけんなわなだ)

自分騙す　危険な罠だ

(きらにあいたいの)

キラに会いたいの

(うみのふかさまだしらぬうちに)

海の深さ　まだ知らぬうちに

(あいのゆめにからめとられて)

愛の夢に絡め捕られて

(あいなどいつかきえさる)

愛など何時か消え去る

(ざんこくなゆめ)

残酷な夢

(のぞみくだかれなげくのは)

望み砕かれ嘆くのは

(おろかものだけだ)

愚か者だけだ

(あついおもいこれはほんものよ)

熱い想い　これは本物よ

(いきるいみをおしえてくれた)

生きる意味を教えてくれた

(のこるいのちはんぶんにしても)

残る命　半分にしても

(あいは)

愛は

(いいのうらぎられても)

良いの　裏切られても

(りくつなどつうようしない)

理屈など通用しない

(ざんこくなゆめ)

残酷な夢

(もどるみちさえうしない)

戻る道さえ失い

(おちてゆくだけ)

堕ちて行くだけ

(あいはいきるちから)

愛は生きる力

(ぜつぼうのもと)

絶望の元

(にげるがかち)

逃げるが勝ち

(にげられない)

逃げられない

(こころはばらいろゆめのせかい)

心は薔薇色　夢の世界

(なげきとせなかあわせだ)

嘆きと背中合わせだ

(りくつなどつうようしない)

理屈など通用しない

(ざんこくなゆめ)

残酷な夢

(もどるみちさえうしない)

戻る道さえ失い

(あたえあい)

与え合い

(うばいあい)

奪い合い

(おちてゆくふかく)

堕ちて行く　深く

(おちてゆく)

堕ちて行く

(ふかく)

深く

(めがほしい)

目が欲しい