病

(ゆうぐれそらよくみえるひじてんしゃがかるくすすむひ)

夕暮れ空よく見える日　自転車が軽く進む日

(どこかぎこちないひびをなれずにすごして)

どこかぎこちない日々を慣れずに過ごして

(まちのおとよくきこえるひとけいのはりがおそくすすむひ)

街の音よく聞こえる日　時計の針が遅く進む日

(どこかぎこちないひびになれないのはすべてがきみのせい)

どこかぎこちない日々に　慣れないのはすべてが君のせい

(やまいのなまえはこいだったんだおもいやまいだきっと)

病の名前は恋だったんだ　重い病だきっと

(なにしてもたくさんないてもなおすほうほうはないんだ)

何してもたくさん泣いても　治す方法はないんだ

(きみのせいでこいをわずらったんだふじのやまいだきっと)

君のせいで恋を煩ったんだ　不治の病だきっと

(なにしてもたくさんないてももうなおることないやまいだ)

何してもたくさん泣いても　もう治ることない病だ

(いつもよりひかるあのつきかぜにゆられおとかなでるき)

いつもより光るあの月　風に揺られ音奏でる木

(めをとじてはまたためいきむかしおもいだして)

目を閉じてはまたため息　昔思い出して

(おもいこがれてもうあこがれのひびをおもいだすだけじゃみたせない)

思い焦がれて　もう憧れの日々を　思い出すだけじゃ満たせない

(きみがほしがってたあくせさりーそれよりかがやくしぐさに)

君が欲しがってたアクセサリー　それより輝く仕草に

(ほれてぬけだせずかんちできないずっと)

惚れて抜け出せず　完治できないずっと

(やまいのなまえはこいだったんだおもいやまいだきっと)

病の名前は恋だったんだ　重い病だきっと

(なにしてもたくさんないてもなおすほうほうはないんだ)

何してもたくさん泣いても　治す方法はないんだ

(きみのせいでこいをわずらったんだふじのやまいだきっと)

君のせいで恋を煩ったんだ　不治の病だきっと

(なにしてもたくさんないてももうなおることないやまいだ)

何してもたくさん泣いても　もう治ることない病だ

(ふとみあげたよぞらにはやさしくきらめくほしが)

ふと見上げた夜空には　優しくきらめく星が

(わけもなくこぼれるなみだしずかなこのしぜんのなかで)

理由もなくこぼれる涙　静かなこの自然の中で

(ここにはきみはもういないけどきみがとてもすきだったよ)

ここには君はもういないけど　君がとても好きだったよ

(なにしてもたくさんわらってももうなおることないやまいだ)

何してもたくさん笑っても　もう治ることない病だ