三国志蜀書 - 趙雲伝 - 別伝 ②

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(うんべつでんいわく。えきしゅうへいていご、せいとじょうちゅうのおくしゃおよびじょうがいのえんちそうでんを)

雲別傳曰く。益州平定後、成都城中の屋舍及城外の園地桑田を

(もってしょしょうにぶんしせんとほっしぎろんす。うん、これにはんばくしていわく)

以て諸將に分賜せんと欲し議論す。雲、之に反駮して曰く

(「かくきょへい、きょうどをもっていまだほろぼせんがためいえはようなし。)

「霍去病、匈奴を以て未だ滅ぼせんが為家は用無し。

(たといこくぞくはただきょうどにあらずんばへいあんをもとめるはいまだかならざるなり」)

令い國賊は但匈奴に非ずんば平安を求めるは未だ可ならざる也」

(すべからくてんかみなへいていご、おのおのそうじにかえり、ほんどをたがやしにもどればすなわちそれでよし。)

須く天下都平定後、各桑梓に反り、本土を耕やしに歸れば乃ち其れで宜し。

(えきしゅうじんみん、はじめへいかくにかかりためにのうちていたくみなかえすべし。)

益州人民、初め兵革に罹りために農地邸宅皆歸す可し。

(いま、ふくごうしきょをやすんじしかるのちにえき・ちょうをかせば、そのかんしんをえたり」)

今、復業し居を安んじ然る後に役・調を可せば、其の歡心を得たり」

(せんしゅすぐにこれにしたがう。)

先主既に之に從う。

(かこうえんやぶれしとき、そうこうかんちゅうのちをあらそいほくざんのもとにすうせんまんごうのこめをはこぶ。)

夏侯淵敗れし時、曹公漢中の地を爭い北山の下に數千萬囊の米を運ぶ。

(こうちゅうおもえらくとるべし。うんのへいちゅうにしたがいこめをもとめる。)

黃忠以為らく取る可し。雲の兵忠に隨い米を取る。

(ちゅう、きがすぎてもかえらず、うん、すうじゅっきひきいてけいそうでしゅつじんし、ちゅうらをむかえみる。)

忠、期が過ぎても不還ず。雲、數十騎を將い軽装で出陣し、忠等を迎へ視る。

(そうこうのたいへいにであう。うん、こうのせんぽうにこうげきされたため、まさにたたかわんとす。)

曹公の大兵に出値う。雲、公の前鋒に攻撃された為、方に戰わんとす。

(そのたいしゅういたり、じょうせいせまる。ついにそのじんにぜんしんとつげきし、たたかいかつひく。)

其の大眾至り、情勢偪る。遂に其の陳に前進突激し、鬭い且つ卻く。

(こうぐんやぶれるもすでにふくごうす。うん、てきをおとしいれじんにおもむく。)

公軍敗れるも已に復合す。雲、敵を陥れ陣に趣く。

(しょうぐんちょうちょひそうす。うん、ふたたびうまをはせえいにかえりちょをむかう。)

將軍張著被創す。雲、復び馬を馳せ營に還り著を迎う。

(こうぐんおってじんにいたる。このときうんのじんないにべんようちょうちょうよくあり。)

公軍追って陣に至る。此時雲の陣內に沔陽長張翼在り。

(よく、もんをとじまもりふせがんとほっす。しかしてうん、にゅうえいしさらにもんをおおきくひらき、)

翼門を閉じ守り拒がんと欲す。而して雲入營し更に門を大きく開き、

(はたをたおしつづみをやむ。こうぐんうんにふくへいありとうたがいひきさる。)

旗を偃し鼓を息む。公軍雲に伏兵有りと疑い引き去る。

(うん、つづみをかみなりのようにてんをふるわせ、ただこうぐんのうしろにてじゅうどをもっている。)

雲、鼓を雷のように天を震わせ、惟公軍の後ろに於て戎弩を以て射る。

(こうぐんきょうがいし、みずからあいふみにじり、かんすいにおちしぬものはなはだおおし。)

公軍驚駭し、自ら相蹂踐,漢水に墮ち死ぬ者甚だ多し

など

(せんしゅ、みょうたんみずからうんのじんえいにいたり、さくじつのせんじょうをみていわく)

先主、明旦自ら雲の陣営に至り、昨日の戰場を視て曰く

(「しりゅういっしんみなこれたんなり」)

「子龍一身都是れ膽也」

(えんいんのたのしみめいにいたる。ぐんちゅううんをこいしょうぐんとよぶ。)

宴飲の樂暝に至る。軍中雲を虎威將軍と號ぶ。

(そんけん、けいしゅうをおそう。せんしゅ、おおいにいかりけんをうたんとほっす。うん、いさめていわく)

孫權、荊州を襲う。先主、大いに怒り權を討たんと欲す。雲、諫めて曰く

(「こくぞくこれそうそう。そんけんにあらざるなり。かつまずぎをほろぼせば、すなわちごみずからふくす。)

「國賊是曹操。孫權に非ざる也。且つ先ず魏を滅ぼせば、則ち吳自ら服す。

(そうのみたおるといえども、このひさんとうす。まさにしゅうのこころによりてすみやかにかんちゅうをはかり)

操の身斃ると雖も、子の丕簒盜す。當に眾の心に因りて速やかに關中を図り

(こうが・いすいのじょうりゅうをきょしもってきょうぎゃくをうたんとす。)

黄河・渭水の上流を居し以て凶逆討たんとす。

(かんとうのぎしはかならずやかてをつつみうまにむちうち、もっておうしをむかう。)

關東の義士は必ずや糧を裹み馬に策うち、以て王師を迎う。

(ぎをおいてさきにごとのたたかいにおうじず。へいのいきおいはひとたびまじわるとそつをとくをえず」)

魏を置いて先に吳との戰いに不應ず。兵の勢いは一たび交ると卒を解くを得ず」

(せんしゅききいれず。ついにとうせいす。うん、とどまりこうしゅうをただす。)

先主不聽ず。遂に東征す。雲、留まり江州を督す。

(せんしゅ、しきにおいてりをうしなう。うん、へいをすすめえいあんにいたる。すでにごぐんしりぞく。)

先主、秭歸に於て利を失う。雲、兵を進め永安に至る。已に吳軍退く。

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