プレミアム・ガール

(くたびれたしゃつをすこしきにしながら)

くたびれたシャツを少し気にしながら

(のみほすよこがおむしろみとれるかくど)

飲み干す横顔むしろ見とれる角度

(へいじつのきみにくぎづけって)

平日の君に釘付け…って

(とってつけたようなことばじゃおいつけないほど)

取って付けたような言葉じゃ追いつけないほど

(そういまこうしてむきあえるときがいとしすぎて)

そう今こうして向き合える瞬間（とき）が愛しすぎて

(きみしかあいせない)

「君しか愛せない」

(だれにもみせないすがおでうなずいていたみもいだきあえるなら)

誰にも見せない素顔で頷いて痛みも抱（いだ）き合えるなら

(ぼくらのそばにやさしいよかぜがふく)

僕らの傍に優しい夜風が吹く

(たがいのぷらいおりてぃーくいちがうたびに)

互いの優先順位（プライオリティー）食い違うたびに

(きがめいるほどにしゅちょうしあうふたり)

気が滅入るほどに主張し合うふたり

(それでもきせつはめぐるだろう)

それでも季節は巡るだろう

(いぶかしげなきみのへんかにめをみはりながら)

訝（いぶか）しげな君の変化に目を見張りながら

(そうかすかないいわけだけでつみもゆるしあいながら)

そう微かな言い訳だけで罪も許し合いながら

(おもいでににげないで)

想い出に逃げないで

(だれよりいまのきみがひつようなぼくがいるから)

誰より現在（いま）の君が必要な僕がいるから

(ふぞろいのゆめはそのままに)

不揃いの夢はそのままに

(ともにあゆみたいそのつづきのばしょへ)

ともに歩みたいその続きの場所へ

(じゆうねとほほえむくちもと)

”自由ね”と微笑む口元

(あぁたぶんひにくなんだろうけど)

あぁたぶん皮肉なんだろうけど

(そんなきみがいじらしい)

そんな君がいじらしい

(きみしかあいせない)

「君しか愛せない」

(はじめてみせるそのめにいぬかれて)

はじめて見せるその瞳（め）に射抜かれて

(いたみもいだきあえるなら)

痛みも抱（いだ）き合えるなら

(ぼくらのそばにやさしいよかぜがふく)

僕らの傍に優しい夜風が吹く

(ずっとつながってたいから)

ずっと繋がってたいから