運命/aiko

(べらんだのこんくりーとにくろいみずたまもよう)

ベランダのコンクリートに黒い水玉模様

(すこしあめがふりはじめたあたまがいたい)

少し雨が降り始めた　頭が痛い

(だけどくうきをいれかえたい)

だけど空気を入れ換えたい

(まどはあけていようか)

窓は開けていようか

(おなじくあたしのこころも)

同じくあたしの心も

(いれかえられないかな)

入れ換えられないかな

(こんなひはこんなひはまちがってしまう)

こんな日はこんな日は間違ってしまう

(あなたをあいしていた)

あなたを愛していた

(もうそんなこともわすれた)

もうそんなことも忘れた

(じょうだんまじりにうんめいをしんじてた)

冗談まじりに運命を信じてた

(いまはげんきにしてるの)

今は元気にしてるの？

(ねぇほんとうにあのときだきしめてくれたのは)

ねぇ本当にあの時抱きしめてくれたのは

(あなただったの)

あなただったの？

(がらすまどぶつかった)

ガラス窓ぶつかった

(ひかりがふえてつくるゆめみち)

光が増えて作る夢道

(おなじくあたしのこころも)

同じくあたしの心も

(つれてってくれないかな)

連れてってくれないかな

(こんなひはこんなひはきずつけてしまう)

こんな日はこんな日は傷つけてしまう

(うけとめられないほど)

受け止められないほど

(みもこころもこのあいも)

身も心もこの愛も

(とおくにはなれていってしまったのね)

遠くに離れていってしまったのね

(いつしかじゅくしてくさってく)

いつしか熟して腐ってく

(いいことやわるいことを)

良いことや悪いことを

(ないてだきしめるちからがほしいんだよ)

泣いて抱きしめる力が欲しいんだよ

(こんなひはこんなひはまちがってしまう)

こんな日はこんな日は間違ってしまう

(おもいきりいきたもういきた)

思い切り生きた　もう生きた

(あなたをあいしていた)

あなたを愛していた

(もうそんなこともわすれた)

もうそんなことも忘れた

(じょうだんまじりにうんめいをしんじてた)

冗談まじりに運命を信じてた

(むこうのそらがすこしみずいろをはなった)

向こうの空が少し水色を放った

(このそらをくれたのはあなただったの)

この空をくれたのはあなただったの