夜明けを待っている

(せかいじゅうのあちこちでおこってる)

世界中のあちこちで起こってる

(しんこくなじけんのがいようを)

深刻な事件の概要を

(かいているげんこうをよんでる)

書いている原稿を読んでる

(にゅーすきゃすたーはきっとこころをこめてくれてるのに)

ニュースキャスターはきっと心を込めてくれてるのに

(ぼくときたらうわのそらできいてる)

僕ときたらうわの空で聞いてる

(せいじゃくはふあんをつくるから)

静寂は不安を作るから

(さわがしさだけをもとめてつけた)

騒がしさだけを求めてつけた

(てれびがまたこっちみてうたってるよこんやも)

テレビがまたこっち見て謳ってるよ今夜も

(たいせつなことはいつもひとつだけ)

大切なことはいつも一つだけ

(あいするひとがいればいいそれだけ)

愛する人が居ればいい　それだけ

(たいせつなことはいつもひとつだけ)

大切なことはいつも一つだけ

(あいするひとがわらえばいいそれだけ)

愛する人が笑えばいいそれだけ

(せかいじゅうのどんなできごとよりも)

世界中のどんな出来事よりも

(いまぼくをなやませているのは)

今僕を悩ませているのは

(きのうのきみとのかいわんなかのほんのささいなすれちがい)

昨日の君との会話ん中のほんの些細なすれ違い

(せかいじゅうがなかよくなれるかな)

世界中が仲良くなれるかな？

(でもそうなっちまったらぎゃくにきもちわるいかな)

...でもそうなっちまったら逆に気持ち悪いかな？

(ねぇすくなくともきみとぼくはなれるかな)

ねぇ少なくとも君と僕はなれるかな？

(そんなことかんがえてぼくはよあけをまってる)

そんなこと考えて僕は夜明けを待ってる

(たいせつなことはいつもひとつだけ)

大切なことはいつも一つだけ

(あいするひとがいればいいそれだけ)

愛する人が居ればいい　それだけ

(たいせつなことはいつもひとつだけ)

大切なことはいつも一つだけ

(あいするひとがわらえばいいそれだけ)

愛する人が笑えばいいそれだけ

(わかりあうことのむずかしさはいつも)

解り合うことの難しさはいつも

(ぼくらをひきはなすんだけれど)

僕らを引き離すんだけれど

(ぼくはよあけをまっているよ)

僕は夜明けを待っているよ

(あしたはきみとわらえるかな)

明日は君と笑えるかな？