私が恋を知る日

(きのせいですかちがったらごめんね)

気のせいですか違ったらごめんね

(めとめはあわないけれどきみはいつも)

目と目は合わないけれど君はいつも…

(あいまいなこくはくのこたえさがして)

曖昧な告白の答え探して

(むりしてるんですこれでも)

無理してるんですこれでも

(あかくそまったきょうしつに)

紅く染まった教室に

(ねぇどうしたの)

ねぇどうしたの？

(とつぜんよばれたわたしの)

突然呼ばれた私の

(なまえ)

—名前—

(こえがむねにひびくしずけさ)

声が胸に響く静けさ

(なんですか)

「なんですか？」

(なんてとりつくろってみてもここはふたりきり)

なんて取り繕ってみてもここは二人きり

(きみがのばすゆびがほほにふれる)

君が伸ばす指が頬に触れる

(ねぇすきってなんですか)

ねぇ好きってなんですか…？

(はじめてかったくりすますぷれぜんと)

初めて買ったクリスマスプレゼント

(はなうたこぼれてあしどりもかるく)

鼻歌こぼれて足取りも軽く

(だけどかのじょでもないのにねひかれちゃうかも)

だけど彼女でもないのにね引かれちゃうかも

(じぶんかってだけどゆるして)

自分勝手だけど許して

(どこかでひびくきみのこえを)

どこかで響く君の声を

(ねぇさがしてる)

ねぇ探してる

(きみのことをよびたいから)

君のことを呼びたいから

(みつけました)

—見つけました—

(なまえくちにするだけでほらくるしいよ)

名前口にするだけでほら苦しいよ

(どうじにわたしたまふらーにわらいこぼれだす)

同時に渡したマフラーに笑いこぼれだす

(きみにわたすゆびさきがふるえる)

君に渡す指先が震える

(ねぇこいをおしえて)

ねぇ恋を教えて…

(せいじゃくのなかかいわさがす)

静寂の中会話探す

(ねぇずるいようるんだひとみでささやく)

ねぇズルいよ潤んだ瞳で囁く

(ありがとう)

—ありがとう—

(こえがむねにひびくしずけさ)

声が胸に響く静けさ

(ときおりふれるかたはずんできみとふたりきり)

ときおり触れる肩弾んで君と二人きり

(そらにはいたしろいいきがきえる)

空に吐いた白い息が消える

(こんなきもちはしらない)

こんな気持ちは知らない…

(なまえくちにするだけでほらあつくなる)

名前口にするだけでほら熱くなる

(なんどでもよんでほしいからいじわるしてみる)

何度でも呼んでほしいからイジワルしてみる

(つなぎたいきみのぬくもりふれる)

繋ぎたい君のぬくもり触れる

(ねぇこたえは)

ねぇ答えは…