よだかの星

(かなしみにおいつかれぬようまっすぐにそらをめざすよ)

哀しみに追いつかれぬよう　真っ直ぐに空を目指すよ

(きのうなんてふりきるすぴーどで)

昨日なんて振り切る《速度》で

(なんのためにうたってるの？なんのためにはしってきた？)

何の為に歌ってるの？　何の為に走って来た？

(ほしをのこそう)

《命を燃やした証》を残そう…

(よるのとばりおりるきしべでひとりよいやみほしをみていた)

夜の帳…　降りる岸辺で…　独り宵闇…　星を見ていた…

(どこへいってもいたんだとはじかれきれたくちびるかぜがしみる)

何処へ行っても…　異端だと弾かれ…　切れた唇…　風が凍みる

(ｎｏｍｏｒｅｒａｇｅｎｏｍｏｒｅｇｒｉｅｆ)

No more rage　No more grief

(にくしみのないりそうのせかいをおもいえがけども)

憎しみのない　理想の世界を　想い描けども

(のぞまれてやってきたそのこんきょさえもなく)

望まれて　遣ってきた　その根拠さえもなく…

(ｌｏｖｅｍｅｄｏｌｏｖｅｍｅｄｏさけびつづけた)

Love me do Love me do　叫び続けた

(かなしみにおいつかれぬようまっすぐにそらをめざすよ)

哀しみに追いつかれぬよう　真っ直ぐに空を目指すよ

(なみだなんてふりきるすぴーどで)

涙なんて振り切る《速度》で

(なんのためにいきているの？なんのためにうまれてきた？)

何の為に生きているの？　何の為に生まれてきた？

(ほしをさがそう)

《命を燃やす場所》を探そう…

(そのかぜにこごえてるのはちをながすがらすざいく)

その風邪に凍えてるのは…　血を流す硝子細工…

(むしろおりのなかふるえてるのはうそつきなおまえのかげ)

寧ろ檻の中　震えてるのは…　嘘吐きな《自我》の影…

(だから)

だから

(かなしみにおいつかれぬようまっすぐにそらをめざすよ)

《現実》に追いつかれぬよう　真っ直ぐに《理想》を目指すよ

(きのうなんてふりきるすぴーどで)

《燻っていた過去の自分》なんて振り切る《全速力》で

(なんのためにうたってるの？なんのためにはしってきた？)

何の為に謳ってるの？　何の為に疾って来た？

(ほしをのこそう)

《命を燃やし尽くした証》を遺そう…

(やがてかそくするしろいといききらめくはなになり)

やがて加速する白い吐息　煌めく花になり…

(くだけてはむねをさすそれでも)

砕けては胸を刺す　それでも

(むれたやつらがうわさするあくいのかぜにさらされよだかはただかけのぼる)

群れた奴らが噂する　悪意の風に曝され　夜鷹はただ翔け昇る

(しんでもいいいきてるならもえてやれ！)

死んでもいい　生きてるなら　燃えてやれ！