ひとりかくれんぼ

(こころにとじこめたにんぎょう)

心に閉じ込めた人形

(しょうじょをおしころすかんしょく)

少女を押し殺す感触

(みだらにさきほこるかんじょう)

みだらに咲き誇る感情

(くろくくろくくろくくろくくろく)

黒く黒く黒く黒く黒く

(こころをさらけだすきょうふ)

心を曝け出す恐怖

(しょうじょにもどれないこうかい)

少女に戻れない後悔

(みだらにくるいいくかいかん)

みだらに狂い行く快感

(どこへどこへどこへどこへいく)

何処へ何処へ何処へ何処へ行く

(あのときああいわずに)

あの時ああ言わずに

(どうすればよかったの)

どうすればよかったの？

(なんにもないひびのくりかえし)

何にも無い日々の繰り返し

(さけびたくなるわ)

叫びたくなるわ

(くらいくらいまちのなかで)

暗い暗い街の中で

(いつまでつづくこのかくれんぼ)

何時まで続くこのかくれんぼ

(あかいいとでむすばれたにんぎょうがわたしをころす)

赤い糸で結ばれた人形が私を殺す

(ふろおけにかくれたにんぎょう)

風呂桶に隠れた人形

(はものをさされたかんしょく)

刃物を挿された感触

(はらわたをひきさくかんじょう)

臓腑 (はらわた)を引き裂く感情

(あかくあかくあかくあかくあかく)

紅く紅く紅く紅く紅く

(わたしをしはいするきょうふ)

私を支配する恐怖

(このよにうまれでたこうかい)

この世に生まれ出た後悔

(はらわたをひきさくかいかん)

臓腑 (はらわた)を引き裂く快感

(どこへどこへどこへどこへいく)

何処へ何処へ何処へ何処へ行く

(あのひにああしてれば)

あの日にああしてれば

(しあわせになれたの)

幸せになれたの？

(こどくなおしいれのなかで)

孤独な押入れの中で

(はきそうになるわ)

吐きそうになるわ

(みつかったらころされる)

見つかったら殺される

(いつまでつづくこのかくれんぼ)

何時まで続くこのかくれんぼ

(にんげんのふりしたおにがきみのすぐとなりにいるわ)

人間のふりした鬼が君のすぐ隣にいるわ

(ひとにかくしたきもちはなんのために)

人に隠した気持ちは何のために？

(がまんしていきるのはなんのために)

我慢して生きるのは何のために？

(ひとりかくれたれんぼはだれのために)

一人隠れた恋慕は誰のために？

(きみをみつけてころすわ)

君を見つけて 殺 すわ

(つぎはきみがおにのばん)

次は君が鬼の番

(にじかんいないにみつかるかしら)

二時間以内に見つかるかしら？

(あかいいとにつながれたわたしもいっしょにもえる)

赤い糸に繋がれた私も一緒に燃える