太宰治 斜陽2

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投稿者投稿者藤村 彩愛いいね3お気に入り登録1
プレイ回数3267難易度(4.5) 6738打 長文
超長文です。
太宰治の中編小説です。
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問題文

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(なにか、たまらないはずかしいおもいにおそわれたときに、あのきみょうな、あ、という)

何か、たまらない恥ずかしい思いに襲われた時に、あの奇妙な、あ、という

(かすかなさけびごえがでるものなのだ。わたしのむねに、いまだしぬけにふうっと、)

幽かな叫び声が出るものなのだ。私の胸に、いま出し抜けにふうっと、

(ろくねんまえのわたしのりこんのときのことがいろあざやかにおもいうかんできて、たまらなくなり、)

六年前の私の離婚の時の事が色あざやかに思い浮かんで来て、たまらなくなり、

(おもわず、あ、といってしまったのだが、おかあさまのばあいは、どうなのだろう。)

思わず、あ、と言ってしまったのだが、お母さまの場合は、どうなのだろう。

(まさかおかあさまに、わたしのようなはずかしいかこがあるわけはなし、いや、)

まさかお母さまに、私のような恥ずかしい過去があるわけは無し、いや、

(それとも、なにか。「おかあさまも、さっき、なにかおもいだしになったのでしょう?)

それとも、何か。「お母さまも、さっき、何か思い出しになったのでしょう?

(どんなこと?」「わすれたわ」「わたしのこと?」「いいえ」「なおじのこと?」「そう」と)

どんな事?」「忘れたわ」「私の事?」「いいえ」「直治の事?」「そう」と

(いいかけて、くびをかしげ、「かもしれないわ」とおっしゃった。)

言いかけて、首をかしげ、「かも知れないわ」とおっしゃった。

(おとうとのなおじはだいがくのちゅうとでしょうしゅうされ、なんぽうのしまへいったのだが、しょうそくがたえて)

弟の直治は大学の中途で召集され、南方の島へ行ったのだが、消息が絶えて

(しまって、しゅうせんになってもゆくえがふめいで、おかあさまは、もうなおじにはあえないと)

しまって、終戦になっても行方が不明で、お母さまは、もう直治には逢えないと

(かくごしている、とおっしゃっているけれども、わたしは、そんな、「かくご」なんか)

覚悟している、とおっしゃっているけれども、私は、そんな、「覚悟」なんか

(したことはいちどもない、きっとあえるとばかりおもっている。「あきらめてしまった)

した事は一度もない、きっと逢えるとばかり思っている。「あきらめてしまった

(つもりなんだけど、おいしいすうぷをいただいて、なおじをおもって、たまらなく)

つもりなんだけど、おいしいスウプをいただいて、直治を思って、たまらなく

(なった。もっと、なおじに、よくしてやればよかった」なおじはこうとうがっこうに)

なった。もっと、直治に、よくしてやればよかった」直治は高等学校に

(はいったころから、いやにぶんがくにこって、ほとんどふりょうしょうねんみたいなせいかつを)

はいった頃から、いやに文学にこって、ほとんど不良少年みたいな生活を

(はじめて、どれだけおかあさまにごくろうをかけたか、わからないのだ。それだのに)

はじめて、どれだけお母さまに御苦労をかけたか、わからないのだ。それだのに

(おかあさまは、すうぷをひとさじすってはなおじをおもい、あ、とおっしゃる。わたしは)

お母さまは、スウプを一さじ吸っては直治を思い、あ、とおっしゃる。私は

(ごはんをくちにおしこみめがあつくなった。「だいじょうぶよ。なおじは、だいじょうぶよ。)

ごはんを口に押し込み眼が熱くなった。「大丈夫よ。直治は、大丈夫よ。

(なおじみたいなあっかんは、なかなかしぬものじゃないわよ。しぬひとは、きまって、)

直治みたいな悪漢は、なかなか死ぬものじゃないわよ。死ぬひとは、きまって、

(おとなしくて、きれいで、やさしいものだわ。なおじなんて、ぼうでたたいたって、)

おとなしくて、綺麗で、やさしいものだわ。直治なんて、棒でたたいたって、

など

(しにやしない」おかあさまはわらって「それじゃ、かずこさんははやじにのほうかな」)

死にやしない」お母さまは笑って「それじゃ、かず子さんは早死にのほうかな」

(とわたしをからかう。「あら、どうして?わたしなんか、あっかんのおでこさんですから、)

と私をからかう。「あら、どうして?私なんか、悪漢のおデコさんですから、

(はちじゅっさいまではだいじょうぶよ」「そうなの?そんなら、おかあさまは、きゅうじゅっさいまでは)

八十歳までは大丈夫よ」「そうなの?そんなら、お母さまは、九十歳までは

(だいじょうぶね」「ええ」といいかけて、すこしこまった。あっかんはながいきする。きれいな)

大丈夫ね」「ええ」と言いかけて、少し困った。悪漢は長生きする。綺麗な

(ひとははやくしぬ。おかあさまは、おきれいだ。けれども、ながいきしてもらいたい。)

ひとは早く死ぬ。お母さまは、お綺麗だ。けれども、長生きしてもらいたい。

(わたしはすこぶるまごついた。「いじわるね!」といったら、したくちびるがぷるぷるふるえてきて)

私は頗るまごついた。「意地わるね!」と言ったら、下唇がぷるぷる震えて来て

(なみだがめからあふれておちた。)

涙が眼からあふれて落ちた。

(へびのはなしをしようかしら。そのし、ごにちまえのごごに、きんじょのこどもたちが、おにわの)

蛇の話をしようかしら。その四、五日前の午後に、近所の子供たちが、お庭の

(かきのたけやぶから、へびのたまごをじゅうばかりみつけてきたのである。)

垣《かき》の竹藪《たけやぶ》から、蛇の卵を十ばかり見つけて来たのである。

(こどもたちは、「まむしのたまごだ」といいはった。わたしはあのたけやぶにまむしが)

子供たちは、「蝮《まむし》の卵だ」と言い張った。私はあの竹藪に蝮が

(じゅっぴきもうまれては、うっかりおにわにもおりられないとおもったので、)

十匹も生れては、うっかりお庭にも降りられないと思ったので、

(「やいちゃおう」というと、こどもたちはおどりあがってよろこび、わたしのあとから)

「焼いちゃおう」と言うと、子供たちはおどり上がって喜び、私のあとから

(ついてくる。たけやぶのちかくに、きのはやしばをつみあげて、それをもやし、)

ついて来る。竹藪の近くに、木の葉や柴を積み上げて、それを燃やし、

(そのひのなかにたまごをひとつずつなげいれた。たまごは、なかなかもえなかった。)

その火の中に卵を一つずつ投げ入れた。卵は、なかなか燃えなかった。

(こどもたちが、さらにこのはやこえだをほのおのうえにかぶせてかせいをつよくしても)

子供たちが、更に木の葉や小枝を焔《ほのお》の上にかぶせて火勢を強くしても

(たまごはもえそうもなかった。したののうかのむすめさんが、かきねのそとから、)

卵は燃えそうもなかった。下の農家の娘さんが、垣根の外から、

(「なにをしていらっしゃるのですか?」とわらいながらたずねた。「まむしのたまごを)

「何をしていらっしゃるのですか?」と笑いながらたずねた。「蝮の卵を

(もやしているのです。まむしがでると、こわいんですもの」「おおきさは、)

燃やしているのです。蝮が出ると、こわいんですもの」「大きさは、

(どれくらいですか?」「うずらのたまごくらいで、まっしろなんです」)

どれくらいですか?」「うずらの卵くらいで、真白なんです」

(「それじゃ、ただのへびのたまごですわ。まむしのたまごじゃないでしょう。なまのたまごは、)

「それじゃ、ただの蛇の卵ですわ。蝮の卵じゃないでしょう。生の卵は、

(なかなかもえませんよ」むすめさんは、さもおかしそうにわらって、さった。)

なかなか燃えませんよ」娘さんは、さも可笑しそうに笑って、去った。

(さんじゅっぷんばかりひをもやしていたのだけれども、どうしてもたまごはもえないので、)

三十分ばかり火を燃やしていたのだけれども、どうしても卵は燃えないので、

(こどもたちにたまごをひのなかからひろわせて、うめのきのしたにうめさせ、わたしはこいしをあつめて)

子供たちに卵を火の中から拾わせて、梅の木の下に埋めさせ、私は小石を集めて

(ぼひょうをつくってやった。「さあ、みんな、おがむのよ」わたしがしゃがんでがっしょうすると、)

墓標を作ってやった。「さあ、みんな、拝むのよ」私がしゃがんで合掌すると、

(こどもたちもおとなしくわたしのうしろにしゃがんでがっしょうしたようであった。そうして)

子供たちもおとなしく私のうしろにしゃがんで合掌したようであった。そうして

(こどもたちとわかれて、わたしひとりいしだんをゆっくりのぼってくると、いしだんのうえの、)

子供たちとわかれて、私ひとり石段をゆっくりのぼって来ると、石段の上の、

(ふじだなのかげにおかあさまがたっていらして、「かわいそうなことを)

藤棚《ふじだな》の陰にお母さまが立っていらして、「可哀そうな事を

(するひとね」とおっしゃった。「まむしかとおもったら、ただのへびだったの。けれど、)

するひとね」とおっしゃった。「蝮かと思ったら、ただの蛇だったの。けれど、

(ちゃんとまいそうしてやったから、だいじょうぶ」とはいったものの、こりゃおかあさまに)

ちゃんと埋葬してやったから、大丈夫」とは言ったものの、こりゃお母さまに

(みられて、まずかったかなとおもった。おかあさまはけっしてめいしんかではないけれども)

見られて、まずかったかなと思った。お母さまは決して迷信家ではないけれども

(じゅうねんまえ、おちちうえがにしかたまちのおうちでなくなられてから、へびをとてもおそれて)

十年前、お父上が西片町のお家で亡くなられてから、蛇をとても恐れて

(いらっしゃる。おちちうえのごりんじゅうのちょくぜんに、おかあさまが、おちちうえのまくらもとにほそい)

いらっしゃる。お父上の御臨終の直前に、お母さまが、お父上の枕元に細い

(くろいひもがおちているのをみて、なにげなくひろおうとなさったら、それがへびだった。)

黒い紐が落ちているのを見て、何気なく拾おうとなさったら、それが蛇だった。

(するするとにげて、ろうかにでてそれからどこへいったかわからなくなったが、)

するすると逃げて、廊下に出てそれからどこへ行ったかわからなくなったが、

(それをみたのは、おかあさまと、わだのおじさまとおふたりきりで、おふたりはかおを)

それを見たのは、お母さまと、和田の叔父さまとお二人きりで、お二人は顔を

(みあわせ、けれどもごりんじゅうのおざしきのさわぎにならぬよう、こらえてだまっていらした)

見合せ、けれども御臨終のお座敷の騒ぎにならぬよう、こらえて黙っていらした

(という。わたしたちも、そのばにいあわせていたのだが、そのへびのことは、だから、)

という。私たちも、その場に居合せていたのだが、その蛇の事は、だから、

(ちっともしらなかった。けれども、そのおちちうえのなくなられたひのゆうがた、)

ちっとも知らなかった。けれども、そのお父上の亡くなられた日の夕方、

(おにわのいけのはたの、きというきにへびがのぼっていたことは、わたしもじっさいにみて)

お庭の池のはたの、木という木に蛇がのぼっていた事は、私も実際に見て

(しっている。わたしはにじゅうくのばあちゃんだから、じゅうねんまえのおちちうえのごせいきょのときは、)

知っている。私は二十九のばあちゃんだから、十年前のお父上の御逝去の時は、

(もうじゅうくにもなっていたのだ。もうこどもではなかったのだから、じゅうねんたっても、)

もう十九にもなっていたのだ。もう子供では無かったのだから、十年経っても、

(そのときのきおくはいまでもはっきりしていて、まちがいはないはずだが、わたしがおそなえの)

その時の記憶はいまでもはっきりしていて、間違いは無い筈だが、私がお供えの

(はなをきりに、おにわのおいけのほうにあるいていって、いけのきしのつつじの)

花を剪《き》りに、お庭のお池のほうに歩いて行って、池の岸のつつじの

(ところにたちどまって、ふとみると、そのつつじのえださきに、ちいさいへびが)

ところに立ちどまって、ふと見ると、そのつつじの枝先に、小さい蛇が

(まきついていた。すこしおどろいて、つぎのやまぶきのはなえをおろうとすると、)

まきついていた。すこしおどろいて、つぎの山吹の花枝を折ろうとすると、

(そのえだにも、まきついていた。となりのもくせいにも、わかかえでにも、)

その枝にも、まきついていた。隣の木犀《もくせい》にも、若楓にも、

(えにしだにも、ふじにも、さくらにも、どのきにも、どのきにも、へびがまきついて)

えにしだにも、藤にも、桜にも、どの木にも、どの木にも、蛇がまきついて

(いたのである。けれどもわたしには、そんなにこわくおもわれなかった。へびも、わたしと)

いたのである。けれども私には、そんなにこわく思われなかった。蛇も、私と

(どうようにおちちうえのせいきょをかなしんで、あなからはいでておちちうえのれいをおがんでいるので)

同様にお父上の逝去を悲しんで、穴から這い出てお父上の霊を拝んでいるので

(あろうというようなきがしただけであった。そうしてわたしは、そのおにわのへびの)

あろうというような気がしただけであった。そうして私は、そのお庭の蛇の

(ことを、おかあさまにそっとおしらせしたら、おかあさまはおちついて、ちょっとくびを)

事を、お母さまにそっとお知らせしたら、お母さまは落ちついて、ちょっと首を

(かたむけてなにかかんがえるようなごようすをなさったが、べつになにもおっしゃりは)

傾けて何か考えるような御様子をなさったが、べつに何もおっしゃりは

(しなかった。けれども、このふたつのへびのじけんが、それいらいおかあさまを、ひどい)

しなかった。けれども、この二つの蛇の事件が、それ以来お母さまを、ひどい

(へびぎらいにさせたのはじじつであった。へびぎらいというよりは、へびをあがめ、)

蛇ぎらいにさせたのは事実であった。蛇ぎらいというよりは、蛇をあがめ、

(おそれる、つまりいふのじょうをおもちになってしまったようだ。)

おそれる、つまり畏怖《いふ》の情をお持ちになってしまったようだ。

(へびのたまごをやいたのを、おかあさまにみつけられ、おかあさまはきっとなにかひどく)

蛇の卵を焼いたのを、お母さまに見つけられ、お母さまはきっと何かひどく

(ふきつなものをおかんじになったにちがいないとおもったら、わたしもきゅうにへびのたまごを)

不吉なものをお感じになったに違いないと思ったら、私も急に蛇の卵を

(やいたのがたいへんなおそろしいことだったようなきがしてきて、このことが)

焼いたのがたいへんなおそろしい事だったような気がして来て、この事が

(おかあさまにあるいはわるいたたりをするのではあるまいかと、しんぱいでしんぱいで、)

お母さまに或いは悪い祟りをするのではあるまいかと、心配で心配で、

(あくるひも、またそのあくるひもわすれることができずにいたのに、けさはしょくどうで、)

あくる日も、またそのあくる日も忘れる事が出来ずにいたのに、けさは食堂で、

(うつくしいひとははやくしぬ、などめっそうもないことをついくちばしって、あとで、どうにも)

美しい人は早く死ぬ、などめっそうも無い事をつい口走って、あとで、どうにも

(いいつくろいができず、ないてしまったのだが、ちょうしょくのあとかたづけをしながら、)

言いつくろいが出来ず、泣いてしまったのだが、朝食のあと片づけをしながら、

(なんだかじぶんのむねのおくに、おかあさまのおいのちをちぢめるきみわるいしょうへびがいっぴき)

何だか自分の胸の奥に、お母さまのお命をちぢめる気味わるい小蛇が一匹

(はいりこんでいるようで、いやでいやでしようがなかった。そうして、そのひ、)

はいり込んでいるようで、いやでいやで仕様が無かった。そうして、その日、

(わたしはおにわでへびをみた。そのひは、とてもなごやかないいおてんきだったので、)

私はお庭で蛇を見た。その日は、とてもなごやかないいお天気だったので、

(わたしはおだいどころのおしごとをすませて、それからおにわのしばふのうえにとういす)

私はお台所のお仕事をすませて、それからお庭の芝生の上に籐椅子《とういす》

(をはこび、そこであみものをしようとおもって、とういすをもっておにわにおりたら、にわいしの)

をはこび、そこで編物を仕様と思って、籐椅子を持ってお庭に降りたら、庭石の

(ささのところにへびがいた。おお、いやだ。わたしはただそうおもっただけで、それいじょう)

笹のところに蛇がいた。おお、いやだ。私はただそう思っただけで、それ以上

(ふかくかんがえることもせず、とういすをもってひきかえしてえんがわにあがり、えんがわにいすを)

深く考える事もせず、籐椅子を持って引返して縁側にあがり、縁側に椅子を

(おいてそれにこしかけてあみものにとりかかった。ごごになって、わたしはおにわのすみの)

置いてそれに腰かけて編物にとりかかった。午後になって、私はお庭の隅の

(みどうのおくにしまってあるぞうしょのなかから、ろーらんさんのがしゅうをとりだして)

御堂の奥にしまってある蔵書の中から、ローランサンの画集を取り出して

(こようとおもって、おにわへおりたら、しばふのうえを、へびが、ゆっくりゆっくり)

来ようと思って、お庭へ降りたら、芝生の上を、蛇が、ゆっくりゆっくり

(はっている。あさのへびとおなじだった。ほっそりした、じょうひんなへびだった。わたしは、)

這っている。朝の蛇と同じだった。ほっそりした、上品な蛇だった。私は、

(おんなへびだ、とおもった。かのじょは、しばふをしずかによこぎってのばらのかげまでいくと、)

女蛇だ、と思った。彼女は、芝生を静かに横切って野ばらの蔭まで行くと、

(たちどまってくびをあげ、ほそいほのおのようなしたをふるわせた。そうして、あたりを)

立ちどまって首を上げ、細い焔のような舌をふるわせた。そうして、あたりを

(ながめるようなかっこうをしたが、しばらくすると、くびをたれ、いかにもものうげに)

眺めるような恰好をしたが、しばらくすると、首を垂れ、いかにも物憂げに

(うずくまった。わたしはそのときにも、ただうつくしいへびだ、というおもいばかりがつよく、)

うずくまった。私はその時にも、ただ美しい蛇だ、という思いばかりが強く、

(やがてみどうにいってがしゅうをもちだし、かえりにさっきのへびのいたところを)

やがて御堂に行って画集を持ち出し、かえりにさっきの蛇のいたところを

(そっとみたが、もういなかった。)

そっと見たが、もういなかった。

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