SCANDAL 【下弦の月】

(あいせかいぜんかいえもーしょんぬけて)

愛　世界　全開エモーション抜けて

(しんじだいれんあいすてーしょんにたって)

新時代恋愛ステーションに立って

(めらんこりーにもとめた)

メランコリーに求めた

(たりないのしーくがせつないのちーくぬらして)

【たりない】のシークが　【せつない】のチーク濡らして

(しんぞうにとげをつきさしてく)

心臓に棘を突き刺してく

(ぼくをてらすかげんのつきあかりあいたいきもちがぼうそうして)

僕を照らす　下弦の月明かり　会いたい気持ちが暴走して

(かなしいくらいにつよがってただしいこえをかくした)

悲しいくらいに強がって　正しい声を隠した

(よるのやみにひそむけものだってちかづくたびまたたちどまって)

夜の闇に潜む獣だって　近づくたびまた立ち止まって

(あしたなにかかわるかなってよあけのどあのっくをしてる)

「明日 何か変わるかな」って夜明けのドア　ノックをしてる

(そうさけんたいげんかいてきふたりが)

そうさ倦怠限界的二人が

(れんしんふかんぜんねんしょうをさそって)

恋心不完全燃焼を誘って

(ぬるいだせいのなか)

ぬるい惰性の中

(あいまいのぴーくがおしまいのびーぷならして)

【あいまい】のピークが　【おしまい】のビープ鳴らして

(るいせんにさびをためこんでく)

涙腺に寂を溜め込んでく

(きみをてらすかげんのつきあかりたいくつしのぎにきりだしたはなし)

君を照らす　下弦の月明かり　退屈しのぎに切り出した話

(にひきのうさぎたちがじゃれあってるっていった)

「二匹のウサギたちがじゃれあってる」って言った

(とりあえずうそかほんとうからいしゅうつきにつれてって)

「とりあえず嘘か本当か 来週月に連れてって」

(なんで？むねがくるしくなってはがれためっきひろいあつめてる)

なんで?胸が苦しくなって　剥がれたメッキ　拾い集めてる

(ああひじょうすいっちでどくせいのいぞんにつかってかいらくにむしゃぶりついてる)

ああ　非常スイッチで　毒性の依存に浸かって　快楽にむしゃぶりついてる

(あいかわらずかげんのつきあかりうまくこころつたわんなくて)

あいかわらず　下弦の月明かり　うまくココロ伝わんなくて

(ひとりえがおとりつくろってつめたいしずくこぼした)

ひとり　笑顔とりつくろって　冷たい雫こぼした

(あのひくれたみらいのことばなんてぜんぶわすれてしまいたいな)

あの日くれた　未来の言葉なんて　全部忘れてしまいたいな

(きょうもつがってよりそってよあけのそらまってたりしてる)

今日も番って寄り添って　夜明けの空　待ってたりしてる

(ああ　かげんのつきあかり)

ああ　下弦の月明かり