グレイ　ｓａｊｏｕ　ｎｏ　ｈａｎａ

(きっとだれもがゆめみている　まばゆいあすでみたされたせかいを)

きっと誰もが夢見ている　眩い明日で満たされた世界を

(きっとぼくにはかかわりのない　きれいないろでぬりつぶされている)

きっと僕には関わりのない　綺麗な色で塗りつぶされている

(どうしてないているのだろうか？だれかのにくしみをうけるべきだというの？)

どうして泣いているのだろうか？誰かの憎しみを受けるべきだというの？

(いつからこんなことになった？こたえはどこにもない)

いつからこんなことになった？答えはどこにもない

(あるきだしたかんじょうのねは　みずいろあわくささめいて)

歩き出した感情の音は　水色淡くささめいて

(あふれだしたことのはたちを　まだおぼえている)

溢れだした言の葉たちを　まだ憶えている

(いつからだろう　ぼくのこころがほどけていく)

いつからだろう　僕の心が解けていく

(きっとだれもがゆめみている　せかいのいろをじぶんできめること)

きっと誰もが夢見ている　世界の色を自分で決めること

(きっといつしかきづくのだろう　ぶたいのすみでたちつくすじぶんに)

きっといつしか気づくのだろう　舞台の隅で立ち尽くす自分に

(ぼくはもうあきらめているんだ　だれかのにくしみのはきだめであること)

僕はもう諦めているんだ　誰かの憎しみの掃き溜めであること

(いつしかかんじょうはくもって　はいいろのぼくがいた)

いつしか感情は曇って　灰色の僕がいた

(そらがぼくをわらっている　そのあおさにあこがれた)

空が僕を笑っている　その青さに憧れた

(きみのようにいきられたらと　なんどねがっただろう)

君のように生きられたらと　何度願っただろう

(きっとあいされることがこわくて　むさいのへやににげこんだ)

きっと愛されることが怖くて　無彩の部屋に逃げ込んだ

(いろどられたせかいでもういちどいきてみたい)

彩られた世界でもう一度生きてみたい

(あるきだしたかんじょうのねは　みずいろあわくささめいて)

歩き出した感情の音は　水色淡くささめいて

(あふれだしたことのはたちを　まだおぼえている)

溢れだした言の葉たちを　まだ憶えている

(いつからだろう　ずっとまえにこおりついていたぼくのかんじょうがいろづいていく)

いつからだろう　ずっと前に凍りついていた僕の感情が色づいていく