検定試験４級１４

(おゆがわくときのしゅるしゅるというおとは、)

お湯が沸くときのシュルシュルという音は、

(てつびんならではのひびきです。)

鉄瓶ならではの響きです。

(これは、おいしいおちゃのけはいだといってもいいでしょう。)

これは、おいしいお茶の気配だといってもいいでしょう。

(いま、このよさがみなおされていることをごぞんじでしょうか。)

今、この良さが見直されていることをご存知でしょうか。

(つかいこなすのにてまはかかりますが、)

使いこなすのに手間はかかりますが、

(とびきりかんどうするようなあじわいになるようです。)

とびきり感動するような味わいになるようです。

(では、そのかがくてきなこうのうのひみつをさぐってみましょう。)

では、その科学的な効能の秘密を探ってみましょう。

(まず、てついおんをからだにきゅうしゅうさせることができます。)

まず、鉄イオンを体に吸収させることができます。

(かねつすることできんぞくのせいぶんがゆにとけるそうです。)

加熱することで金属の成分が湯に溶けるそうです。

(ちいさなうつわでたったいっぱいのんだだけでも、)

小さな器でたった一杯飲んだだけでも、

(こうかのあるほきゅうとなります。)

効果のある補給となります。

(さらにこのぶっしつは、)

さらにこの物質は、

(まろやかなあじわいにもひとやくかっています。)

まろやかな味わいにも一役買っています。

(りそうてきなのは、)

理想的なのは、

(くみおいてかるきしゅうがぬけたみずをつかうことです。)

汲み置いてカルキ臭が抜けた水を使うことです。

(そうすれば、もっとやわらかなかおりがひきだされることでしょう。)

そうすれば、もっと柔らかな香りが引き出されることでしょう。

(てつびんをながもちさせるためには、)

鉄瓶を長持ちさせるためには、

(がすのほのおにはすいぶんがふくまれているため、)

ガスの炎には水分が含まれているため、

(びんのそこにひがちょくせつあたらないように)

瓶の底に火が直接当たらないように

(とおくよわくかねつすることをこころがけましょう。)

遠く弱く加熱することを心掛けましょう。