永遠未遂にグッド・バイ

(うきよをあるけばまちはぬぎすてた)

浮き世を歩けば 街は脱ぎ捨てた

(きのうとちがうかおしてる)

昨日と違う顔してる

(それならどうして)

それならどうして

(こんなものだけが)

こんな感情(もの)だけが

(かわらぬままいきをするんだろう)

変わらぬまま 息をするんだろう？

(くりかえしてをのばせど)

繰り返し 手を伸ばせど

(またすりぬける)

また 擦り抜ける

(ねがいおいかけて)

“願い”追いかけて

(はてしないきょうのなか)

果てしない 今日の中

(さまようこのみは)

彷徨うこの身は

(どこかにあるよあけを)

何処かにある 夜明けを

(まちわびてる)

待ち詫びてる

(いきてくいみさえつかめやしないなら)

生きてく意味さえ 掴めやしないなら

(このくだらないよるにぐっどばい)

このくだらない 夜にグッド・バイ

(そうおもうのにまだここにいる)

そう思うのに 未だここに居る。

(かれいにあかるいまくひきのぞめど)

華麗に明るい 幕引き望めど

(どんちょうまだおりなくて)

緞帳 まだ下りなくて

(そろそろいいだろう)

そろそろいいだろう？

(のうないりぴーとのめらんこりー)

脳内リピートの メランコリー

(あきあきなのさ)

飽き飽きなのさ

(おわらせてしまいたいと)

終わらせて 仕舞いたいと

(のぞんでしまうのはひつぜん)

望んでしまうのは 必然

(よごれたかこもさあむになれ)

汚れた過去も さあ 無になれ

(しっかくだとつげたいそれはじぶんじしん)

失格だと告げたい それは自分自身

(だれかいっしょにてをとりこわれないか)

誰か一緒に手を取り 壊れないか？

(みすいじゃみたせないきもちをかかえて)

未遂じゃ満たせない 気持ちを抱えて

(しゃようにかげるひびをえんどれす)

斜陽に翳る日々をエンドレス

(そんなせかいできみをみつけた)

そんな世界で 君を見つけた

(いきいそぐこころのそでぐちをふいに)

逝き急ぐ 心の袖口を不意に

(ひきとどめたそのてをほどけなくて)

引き留めたその手を 解けなくて

(もうすこしこのままいきてみてもいい)

もう少しこのまま 生きてみてもいい

(がらにもなくおもう)

柄にも無く 思う

(はてしないきょうのなか)

果てしない 今日の中

(さまようこのみは)

彷徨うこの身は

(どこかにあるよあけを)

何処かにある 夜明けを

(まちわびてた)

待ち詫びてた

(いきてくいみまだつかめやしないけど)

生きてく意味まだ 掴めやしないけど

(えいえんにはしばらくぐっどばい)

永遠には暫くグッド・バイ

(このうきよをたのしもうか)

この浮き世を 楽しもうか