回転

(めがまわったころげおちた)

目が回った転げ落ちた

(きみのえもいわれぬすがたに)

君の得も言われぬ姿に

(ゆれるふうけいにいきをころして)

揺れる風景に息を殺して

(ただきみはすわっていた)

ただ君は座っていた

(めがあったころげおちた)

目が合った転げ落ちた

(わらえるようなぼくのほうかい)

笑えるような僕の崩壊

(きわめてきみにずっとむちゅうで)

きわめて君にずっと夢中で

(きざにもなるってものさ)

キザにもなるってものさ

(きみをみつけてやっとみつけて)

君を見つけてやっと見つけて

(ぼくがはじまるなくしていたおもいがそばにあるよ)

僕が始まる失くしていた思いが傍にあるよ

(いつかはおわるだろう)

いつかは終わるだろう

(このぐれつなきせつなんてそうおたがいに)

この愚劣な季節なんてそうお互いに

(まるでじょうだんみたいなきせきとよべるかな？)

まるで冗談みたいな奇跡と呼べるかな？

(まだらくもときぎのにおいとまどろみのえみのきみだけ)

まだら雲と木々の匂いとまどろみの笑みの君だけ

(きいてはいたんだすてきなことときにはおこるってさ)

聞いてはいたんだ素敵なこと時には起こるってさ

(めがあったまたころげおちた)

目が合ったまた転げ落ちた

(わらえるようなぼくのほうかい)

笑えるような僕の崩壊

(きわめてきみにずっとむちゅうでおもわずはじけとんだ)

きわめて君にずっと夢中で思わず弾け飛んだ

(きみをみつけてやっとみつけてぼくがはじまる)

君を見つけてやっと見つけて僕が始まる

(なくしていたおもいがそばにあるよ)

失くしていた思いが傍にあるよ

(いつかはおわらすさこのぐれつなきせつなんて)

いつかは終わらすさこの愚劣な季節なんて

(そうおたがいにまるでじょうだんみたいなきせきにふれたんだ)

そうお互いにまるで冗談みたいな奇跡に触れたんだ

(さけびだしそうなほどにきみだけみていたぼくの)

叫びだしそうなほどに君だけ見ていた僕の

(ただしさとさびしさのはてに)

正しさと寂しさの果てに

(こころにきっときめたんだ)

心にきっと決めたんだ

(きみをみつけてやっとみつけてぼくがはじまる)

君を見つけてやっと見つけて僕が始まる

(なくしていたおもいがそばにあるよ)

失くしていた思いが傍にあるよ

(いつかはおわるだろうこのぐれつなきせつなんて)

いつかは終わるだろうこの愚劣な季節なんて

(そうおたがいにまるでじょうだんみたいなきせきにふれたんだ)

そうお互いにまるで冗談みたいな奇跡に触れたんだ