素晴らしき嘘　flumpool

(えにかいたようなつきにくものいんくがこぼれた)

絵に描いたような月に　雲のインクがこぼれた

(むきだしのこころをかくしたぼくのようだ)

むき出しの心を　隠した僕のようだ

(ぷらいどがじゃまをして)

プライドが邪魔をして

(いきをひそませたろうごくのなか)

息を潜ませた　牢獄の中

(きっとだれにもしろくろつけられないなんどもひきさかれながら)

きっと誰にも白黒つけられない　何度も引き裂かれながら

(すがおとかめんをむいしきにすりかえてゆく)

素顔と仮面を　無意識にすり替えてゆく

(ほんとうのことはいつでもあなたとぼくのなかにある)

本当のことはいつでも　あなたと僕の中にある

(このせかいをてきにまわしてもうばえはしない)

この世界を敵に回しても　奪えはしない

(しょうじきさばかりがただしいわけじゃないこと)

正直さばかりが　正しいわけじゃないこと

(みんなわかってるのにせいろんをもとめるんだ)

みんな分かってるのに　正論を求めるんだ

(もらるでさえおしつければ)

モラルでさえ押し付ければ

(ないふのようにだれかをきずつけるんだ)

ナイフのように誰かを傷つけるんだ

(そっとかなしくないとごまかすほうがごまかさないよりもいたい)

そっと悲しくないと誤魔化すほうが　誤魔化さないよりも痛い

(わかってるそれなのにたがいにつよがりあって)

分かってる　それなのに互いに強がり合って

(だいじょうぶとおどけてわらうあなたのやさしきうそに)

「大丈夫」とおどけて笑う　あなたの優しき嘘に

(きづいてるからすくわれるんだよ)

気付いてるから救われるんだよ

(ひとつのこたえじゃいきづらいじだいだろう)

ひとつの答えじゃ生きづらい時代だろう

(きずなのかたちだってさひとそれぞれだろう)

絆のカタチだってさ　人それぞれだろう

(だからこそぼくらあゆみつづけるんだよ)

だからこそ僕ら　歩み続けるんだよ

(きっとだれにもしろくろつけられないなんどもひきさかれながら)

きっと誰にも白黒つけられない　何度も引き裂かれながら

(すがおもかめんもふたりにとってはしんじつ)

素顔も仮面も　二人にとっては真実

(たいせつなおもいはいまもあなたとぼくのなかにある)

大切な想いは今も　あなたと僕の中にある

(このせかいをてきにまわしてもいいだれもうばえない)

この世界を敵に回してもいい　誰も奪えない