プレゼント

(こんなにちかくにおちているゆめを)

こんなに近くに落ちている夢を

(つぎからつぎへとけとばしている)

次から次へと蹴飛ばしている

(やりたいことをやれないひとたちが)

やりたいことをやれない人達が

(つぎからつぎへとしずんでく)

次から次へと沈んでく

(しらないでごまかせるひびは)

｢知らない｣で誤魔化せる日々は

(きっとつづかないから)

きっと続かないから

(ちょっとあなたにぷれぜんとあげる)

ちょっとあなたにプレゼントあげる

(こうしてだれかのむねに)

こうして誰かの胸に

(あふれそうないずみをつくるよ)

溢れそうな泉を作るよ

(すこしでもきずができたらきっと)

少しでも傷ができたらきっと

(たすけがくるしすてむにしてあるよ)

助けが来るシステムにしてあるよ

(いくせんねんもまえからこうしてなみだをつくっている)

幾千年も前からこうして 涙を作っている

(さいずちがいのぴーすをひろいすぎて)

サイズ違いのピースを拾いすぎて

(つぎからつぎへとすててしまう)

次から次へと捨ててしまう

(やれるきがしないとやんだひとたちが)

｢やれる気がしない｣と病んだ人達が

(つぎからつぎへとしずんでく)

次から次へと沈んでく

(しわくちゃでごみのようなひびは)

しわくちゃでゴミのような日々は

(きっとつづかないから)

きっと続かないから

(そんなあなたにぷれぜんとあげる)

そんなあなたにプレゼントあげる

(そうしてだれかのむねに)

そうして誰かの胸に

(はじけそうながらすをつくるよ)

弾けそうなガラスを作るよ

(ちいさなときめきにぶつかったら)

小さなトキメキにぶつかったら

(ひかるこいするぼたんにしてあるよ)

光る恋するボタンにしてあるよ

(いくせんねんもまえからこうしてあいをつくっている)

幾千年も前からこうして 愛を作っている

(そのせなかにはいつだって)

その背中にはいつだって

(たちあがれるじゅもんをひとつ)

立ち上がれる呪文を一つ

(そのくちびるにはいつだって)

その唇にはいつだって

(わけあえるようなつよさをふたつ)

分け合えるような強さを二つ

(わすれないわすれないようにね)

忘れない 忘れないようにね

(よわったならまいったなら)

弱ったなら 参ったなら

(あのぷれぜんとあけてもいいからね)

あのプレゼント開けてもいいからね

(あなたのためだから)

あなたのためだから

(こうしてだれかのむねに)

こうして誰かの胸に

(あふれそうないずみをつくるよ)

溢れそうな泉を作るよ

(すこしでもきずができたらきっと)

少しでも傷ができたらきっと

(たすけがくるしすてむにしてあるよ)

助けが来るシステムにしてあるよ

(いくせんねんもまえからこうしてなみだをつくっている)

幾千年も前からこうして涙を作っている