ひかりもの

(だいたいのことではきずついてきた)

だいたいのことでは傷ついてきた

(こいしごとせいかつかぞくや)

恋仕事生活家族や

(すててしまいたいとなやむことばかりだよ)

捨ててしまいたいと悩む事ばかりだよ

(つなぎとめたいとおもうものばかりなんだよ)

繋ぎ止めたいと思うものばかりなんだよ

(そりゃもっともっともっとわたしのからだが)

そりゃもっともっともっと 私の身体が

(だれかにずっとぎゅっとふれていたなら)

誰かにずっとぎゅっと 触れていたなら

(こころはやさしくなれたかな)

心は優しくなれたかな

(からだはやわらかくぬくまって)

身体は柔らかく温まって

(はじめようあたらしいなにかをいま)

はじめよう 新しい何かを今

(つまらないことではもうなかないぞ)

つまらない事ではもう 泣かないぞ

(だいだいいろのそらをながめるとすこし)

橙色の空を眺めると少し

(むねのなかにおしこんでいたおもいが)

胸の中に押し込んでいた思いが

(ぼうはていをとびこえてながれてくるよ)

防波堤を跳び越えて流れてくるよ

(ひくなみにたましいもすいこまれ)

引く波に魂も吸い込まれ

(ただもっともっともっとわたしのこころが)

ただもっともっともっと 私の心が

(おとなであればいいのうそつきはどっちだよ)

大人であればいいの？嘘つきはどっちだよ

(やさしいえがおのうらがわに)

優しい笑顔の裏側に

(しりたくもなかったかおがある)

知りたくもなかった顔がある

(わすれないぞあのひのくやしさを)

忘れないぞ あの日の悔しさを

(つまらないことではもうきずつかない)

つまらない事ではもう 傷つかない

(わたしのこころのじゃくてんを)

私の心の弱点を

(しらずにへいきなかおして)

知らずに平気な顔して

(わらってるからなきそうだな)

笑ってるから 泣きそうだな

(もっときのきいたことばでなぐさめて)

もっと気の利いた言葉で慰めて

(そうすればすこしは)

そうすれば少しは

(こころはやさしくなれたかな)

心は優しくなれたかな

(からだはやわらかくぬくまって)

身体は柔らかく温まって

(はじめようあたらしいなにかをいま)

はじめよう 新しい何かを今

(つまらないことではもうなかないぞ)

つまらない事ではもう 泣かないぞ