涙

(いつもよりなぜかむくちな)

いつもより何故か無口な

(きみのてをつよくにぎったら)

君の手を強く握ったら

(そらにうかんだかんらんしゃのむこう)

空に浮かんだ観覧車の向こう

(ゆうやけがゆっくりとおりてきたよ)

夕焼けがゆっくりと降りてきたよ

(ぎこちなくきすをしてから)

ぎこちなくキスをしてから

(ぎこちなくだきしめた)

ぎこちなく抱き締めた

(それでもきみはうつむいて)

それでも君はうつむいて

(ぼくのかおをみようともしない)

僕の顔を見ようともしない...

(どうしてないてるの)

どうして泣いてるの？

(いちばんさいしょのきみのなみだは)

一番最初の君の涙は

(ぼくがきみにすきだとつげたひ)

僕が君に好きだと告げた日

(いちばんさいごのきみのなみだは)

一番最後の君の涙は

(さよならごめんね)

「サヨナラ」「ゴメンネ」

(そういいながら)

そう言いながら

(いまこぼれた)

今　零れた

(なんにんかほかのだれかを)

何人か他の彼女を

(すきになったことはあるけど)

好きになったことはあるけど

(こいがこんなにせつないものだと)

恋がこんなに切ない感情だと

(きみにあうまでのぼくは)

君に会うまでの僕は

(しらなかったよ)

知らなかったよ

(ずっとずっとそばにいるって)

ずっとずっとそばにいるって

(ずっとずっとすきだって)

ずっとずっと好きだって

(やくそくしたゆめをひとつも)

約束した夢をひとつも

(まもれないままかなえないまま)

守れないまま叶えないまま

(ぼくらははなれてく)

僕らは離れてく

(いちばんさいしょのきみのなみだは)

一番最初の君の涙は

(しあわせだけあふれていたのに)

幸せだけ溢れていたのに

(いちばんさいごのきみのなみだは)

一番最後の君の涙は

(もどかしいやるせない)

もどかしいやるせない

(おもいだけがあふれている)

想いだけが　溢れている

(なみだからはじまったこいが)

涙から始まった恋が

(またなみだでおわるなんて)

また涙で終わるなんて...

(みあげたらかんらんしゃが)

見上げたら　観覧車が

(よぞらににじんでしまう)

夜空に滲んでしまう

(いちばんさいしょのきみのなみだは)

一番最初の君の涙は

(ぼくがきみにすきだとつげたあのひ)

僕が君に好きだと告げたあの日

(いちばんさいごのきみのなみだは)

一番最後の君の涙は

(さよならごめんね)

「サヨナラ」「ゴメンネ」

(そういいながら)

そう言いながら

(きょうこぼれた)

今日　零れた